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JASRAC賞30回記念
「JASRAC賞30年の歩み」を開催
JASRAC賞は1982年に創設されたJASRAC唯一の音楽賞です。前年度に作詞者、作曲者、音楽出版者へJASRACが分配した著作物使用料の分配額が最も多かった国内作品の上位3作品に「金・銀・銅賞」を、最も分配額の多かった外国作品に「外国作品賞」を、海外の著作権管理団体からの入金が最も多かった国内作品に「国際賞」をそれぞれ贈っています。
2012年、JASRAC賞は創設30回の節目を迎えました。そこで、「JASRAC賞30年の歩み」と題し、JASRAC賞金賞受賞者にこの30年間に様々なシーンで人々に愛された作品について語っていただく座談会と、JASRAC賞30回記念の特別表彰を11月5日に渋谷区のけやきホールにて開催しました。
JASRAC賞金賞受賞者による座談会 「偶然と必然…日本音楽シーン進化の30年」
JASRAC賞金賞受賞作品の作詞者や作曲者等を迎え、金賞受賞作品の変遷やその誕生秘話を織り交ぜつつ、日本の音楽シーンの30年間を紐解きました。
【出席者】
■コーディネーター
反畑 誠一 (音楽評論家/JASRAC理事)
■パネリスト(50音順)
朝妻 一郎 ((株)フジパシフィック音楽出版 代表取締役会長、1992年「ラブストーリーは突然に」など8回受賞)
山崎 燿 (作曲家/編曲家、2012年「ヘビーローテーション」)
湯川 れい子 (作詞家/音楽評論家、1987年「恋におちて」)
四方 章人 (作曲家/JASRAC監事、1986年「浪花節だよ人生は」)
当日の模様は、11月18日(日)19時00分〜20時54分、BS日テレで放送されるJASRAC賞30回記念特別番組『日本人が心から愛した歌30年〜奥飛騨慕情からヘビーローテーションまで〜』の中でご紹介します。
JASRAC賞30回記念特別表彰 「世界に一つだけの花」が金賞を受賞
1982年から2011年までの各年度の上位100作品(国内作品に限定)の分配額を集計し、30年間の1位から3位となった作品の作詞者、作曲者、音楽出版者の功績を称え、JASRAC賞30回記念特別表彰として「金賞」「銀賞」「銅賞」を贈りました。
「金賞」に輝いたのは、槇原敬之さん作詞・作曲の『世界に一つだけの花』。SMAPが歌う作品で2002年7月にアルバムに収録された作品としてCDが発売。2003年3月にシングルカットされた後、ミリオンセラーとなった作品で、2004年、2005年に2年連続で金賞、2006年には銅賞に輝いています。コンサートでの演奏、カラオケによる歌唱、パソコンや携帯電話向けの楽曲配信等、幅広く利用されました。
「銀賞」は故・阿久悠さん作詞、大野克夫さん作曲の『居酒屋』が、また、「銅賞」は故・吉岡治さん作詞、故・市川昭介さん作曲の『ふたりの大阪』が受賞しました。いずれも、カラオケの定番デュエット曲として長年にわたり利用され続けている作品ですが、『居酒屋』はこれまで一度もJASRAC賞を受賞したことがなく(『ふたりの大阪』は1991年に銀賞を受賞)、今回初受賞となります。
スケジュールの都合で授賞式に出席できなかった槇原さんからコメントが寄せられました。また、株式会社ジャニーズ出版 代表取締役 喜多川擴(ジャニー喜多川)氏の代理としてSMAPの稲垣吾郎さんが駆けつけ、JASRAC賞30年の歴史の重みを金であしらった特製ガラスの賞状を受け取りました。
槇原敬之さんコメント
「JASRAC賞30回記念特別賞におきまして、『世界に一つだけの花』が金賞に選ばれたとのことで、非常に驚いております。この曲が多くの方々に愛されているということに、純粋に作家として本当に嬉しく思います。今後もみなさんに愛される楽曲を生み出せるよう、曲作りに励みたいと思います。」
特別表彰金賞を受賞した槇原敬之さん
特別表彰銀賞を受賞した大野克夫さん
金・銀・銅賞
金賞 | |
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作品 | 世界に一つだけの花 |
作詞者 | 槇原 敬之 |
作曲者 | 槇原 敬之 |
音楽出版者 | (株)ジャニーズ出版 |
銀賞 | |
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作品 | 居酒屋 |
作詞者 | 阿久 悠 |
作曲者 | 大野 克夫 |
音楽出版者 | (株)テレビ朝日ミュージック |
銅賞 | |
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作品 | ふたりの大阪 |
作詞者 | 吉岡 治 |
作曲者 | 市川 昭介 |
音楽出版者 | (株)プロデュースハウス都 |