岩手のニュース

宮古・田老地区で沿岸被災農地の復旧整備始まる

工事車両で表土を剥がす作業で工事開始を告げた被災農地の整備事業

 東日本大震災の津波で被害を受けた岩手県沿岸部の農地の復旧整備が13日、岩手県宮古市田老地区の摂待工区で始まった。国の復興交付金を活用した県の事業で、着工は県内9工区で初めて。
 宮古市から南の被災した沿岸9工区計約725ヘクタールが対象。三陸鉄道摂待駅そばに位置する摂待工区は摂待川の逆流で浸水した約17ヘクタールを整備する。復旧だけではなく、用水路補修や区画整理なども行う。工期は2013年5月末までで、残る8工区も順次着工する。
 現地で行われた起工式には、東大野潤一県農林水産部長や宮古市、工事関係者ら約40人が出席。建設機械で被災した表土を剥がす作業をして、工事開始を告げた。
 東大野部長は「農地整備は、なりわいの再生を進める上で緊急の課題。生産者の励みになるような効果的な整備事業をしていきたい」と話した。


2012年11月14日水曜日


Ads by Google

△先頭に戻る

新着情報
»一覧
特集
»一覧
  • 47NEWS