いよいよ面接へ

そろそろ1次試験の結果が判明し
面接に向けた対策をしているところではないだろうか。

面接の極意としてよく言われているのが
「経験を語るのではない。経験で語るのだ。」
というものである。

経験を長々語ったところで、面接官の記憶には残らない。
経験を通して「積極性」「協調性」「調整力」「リーダーシップ」
をアピールするのである。

面接官は、受験生の良いところを引き出そうとしている。
多少圧迫的な質問をし、本当にストレスや市民対応に
耐えられる人なのか、見極めようとしている。

そのために大事なのは、面接カードに書かれた人物像と
本人の人となりが決してずれないこと。印象が違ってしまうと
面接官は不安になり、採用をためらうようである。

本当に分からない質問が来たら、素直に「わかりません。
入庁したら勉強します。」と言えばいいのである。
あやふやなまま答えていくと、土ツボにはまる。

面接カードをもう一度見直して、ぜひ頑張っていただきたい。



あと5日

9月23日には、埼玉県やさいたま市、横浜市や千葉市の
経験者採用試験がありますね。天王山と言っても
いいかもしれません。

ここまで来たら、もう復習あるのみです。
時事問題など取りこぼしがないよう
何度も見直しておきましょう。
(横浜市は時事問題、埼玉県やさいたま市は
ローカル問題が多数出ます。)

以前のブログでも書きましたが、論文の採点を
したことのある課長に聞いた情報によると
採点のポイントは「幅広い視点・視野」とのこと。
一つの視点だけでなく、多くの視点で論述する
ことが高得点のカギのようです。

技術的なことをアドバイスできるとすれば
・短い文章を心掛けること
・当事者意識を持って書くこと
・鉄板の課題は、丸暗記するくらいに
くらいでしょうか。

論文を書いていると、つい接続語を多用して
長い文章になりがちです。長い文章は、自分は
理解できても、他人には理解が難しいのです。
「当事者意識」を持って書くことも大事です。
つい評論家チックな文体になりがちですが
そこはぐっとこらえて「自分なら~」を意識して
書くように。「鉄板の課題」とは「なぜ公務員を
志望するのか」「公務員になって何をしたいか」
の2つです。丸暗記するぐらい暗唱しておきましょう。

健闘を祈ります。



今年も出てます

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いつもお薦めしている時事問題対策の
最新版が出ました。

時事はまだまだ得点力が伸びる分野です。
復習も兼ねてぜひご一読を。


千葉市と横浜市

前回は特別区のエントリーシートについて書きましたが
今回は「千葉市」と「横浜市」について書きます。

千葉市の場合、申込みの際、「千葉市職員を志望する理由」を
書かなければなりません。志望動機については、前回も
書きましたが、結論(やりたいこと)→理由→決意(具体策)
という流れで 書くと、読みやすいです。

千葉市の場合、全部で20行ありますから、4行を結論、
10行を理由、6行で決意(具体策)という分量で
いいのではないでしょうか。「理由」部分は、せいぜい
2つ程度あればいいでしょう。もう1つは面接の時のために
取っておきましょう。

千葉市と言えば、熊谷市長のインタビュー記事がありますので
事前に読んでおいた方がいいかもしれません。コストカットや
民間活力の導入に積極的な様子が窺えます。この辺りの視点を
入れておくと、「よく研究してるな」というアピールポイントに
なります。

また「千葉市基本計画」がこの3月に改定されていますので
概要版だけでも目を通しておくとよいでしょう。


横浜市の場合、「志望動機」と「これまでの主な勤務・活動経験」
の2つとなっていますね。志望動機は4行しかありませんから、
結論(やりたいこと)だけで大丈夫です。箇条書きで2つほど
書いておけばよいでしょう。ここで大切なのは、なぜ特別区や
千葉市でなく、横浜市なのか、という視点です。

後者についても、7行しかありませんので、2つ程度の
エピソードを箇条書きで書く程度でいいと思います。
どんな経験を書けばよいかですが、上で書いた結論(やりたい
こと)を志望の理由とするに至った経過(職務経験)を
書けばよいのです。

私の場合「自治体に教材を売る仕事していましたが、紙ベースでの
生涯学習には限界を感じていました」と書き、志望理由の「行政と
して積極的にeラーニングを進めていきたいと思い志望した」と
必ずリンクさせるようにしていました。

横浜市の場合は、大阪の大阪都構想と一線を画す「特別自治市」
構想に力を入れていますので、都構想とは何が違うのかを踏まえて
賛成の意見を述べられるようにしておけば、面接対策にもなります。



特別区の職務経歴書

特別区の経験者採用試験の申込締切まで1週間を切りましたが
皆さん申込みはもうお済みでしょうか。まだ提出していない方に
少しでも参考になればと思い、自分なりに職務経歴書の書き方の
ポイントを まとめてみましたので、軽く読み流してください。


1 あなたが特別区を志望した動機について
2 あなたの職務経験のなかで、特に問題意識を持って取り組んだこと及びそのことで得られた成果(組織に貢献したこと等)について
3 あなたの職務経験をどのように特別区政にいかせると考えているか
4 【2級職】チーム(組織)として成し遂げたこと及びその中でのあなたの役割について
  【3級職】部下や後輩の指導・育成をどのように行ってきたか


1については、このサイトでも繰り返し言っているように
「結論から書く」ことである。「○○をやりたいと思い
特別区を志望しました」「○○。これが特別区を志望した
理由です」という風に、結論→理由→決意という流れで
書けば、非常に読みやすい文章になると思う。
詳しくはこちらを。

2と3はセットで考えなければならない。セットで書いていなければ
インパクトはないし、読む方としてはあまり印象には残らない。
わかりやすく言えば「民間企業でこのように取り組んできたので
(ここまでが2)、 特別区でこのようなことをしたい(3)」と
書けばよいのである。2について、どんな視点で書けばよいかは
前回の投稿で少し触れたので、そちらをご覧いただきたい。

出題者の意図としては、この人は普段どのような問題意識を
持っていて、それをどう業務に活かして取り組んでいたか、を
知りたいのである。ただ漫然と仕事をしていた人は、自治体には
いらないのである。「2」で挙げた問題意識が、特別区が抱える
問題と似たようなものであれば、なおさら良い。公務員はよく
「成果のない仕事」と言われる。成果はしっかりアピールしよう。

3は「2のような経験をしたから、特別区でこういうことをしたい」
となるのがベスト。特別区が抱える課題や問題点を、自分の経験で
解決していきたいという姿勢が大事である。ここでは、やれるか
やれないかは関係ない。そのような姿勢を見せることが大切で
前向きさを文章でアピールすればよい。

4については「2級職」であれば「中堅社員としての上司のサポートや
後輩の育成について」が論点になってくると思いますが、恐らく
多くの受験生が同じようなテーマで考えてくると思いますので、いかに
差別化できるかがポイントかと。「3級職」であれば、部下の指導法や
育成法のコツなどを書けば、面接官がノってきやすいでしょうね。
4は自己PRの欄だと思いますので、些細なことでもデフォルメして
(嘘はまずいが)、面接に備えよう。

健闘を祈ります。





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