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“赤プリ”解体工事 2階分下がる
11月13日 21時43分

“赤プリ”解体工事 2階分下がる
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「赤プリ」の愛称で親しまれた東京都心にある高さおよそ140メートルの超高層ホテルの解体工事が本格的に始まり、13日、40階建てのビルが、2階分、およそ6メートル小さくなりました。

東京・千代田区にあるかつての「赤坂プリンスホテル」は、去年3月、閉館となり、昭和58年に開業した高さおよそ140メートル、地上40階建ての新館の解体が今年6月から進められています。
高級レストランなどがあった最上階と、スイートルームなどがあった39階は、作業に伴う粉じんが外に出ないよう囲いで覆われ、壁や柱などが取り壊されて吹き抜けになっていて、合わせて15本のジャッキで支えられた状態になっていました。
13日はこのジャッキを調節し、バランスを崩さないようコンピューター制御で少しずつ下げていく作業が行われました。
作業が進むと、下の階の窓が徐々に囲いの影に隠れていく様子が確認され、最終的に、2階分、およそ6メートル小さくなりました。
今回は、国内では、これまでで最も高いビルの解体工事だということです。
解体は、今後も2階分ずつ進められ、来年5月ごろには、「赤プリ」の象徴だった新館が姿を消すことになります。
跡地には、ホテルやオフィスなどが入る高さ180メートルのビルと、高さ90メートルのマンションが建設され、4年後の平成28年に完成することになっています。

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