目指すは　７冠マイケル！ＪＯＨＮＮＹＳ’Ｗｏｒｌｄ開幕　これぞ！！世界一でショー

　ジャニーズ事務所の新作ミュージカル「ＪＯＨＮＮＹ’Ｓ　Ｗｏｒｌｄ」（作・構成・演出ジャニー喜多川）が１０日に東京・帝国劇場で開幕し、主演のＨｅｙ！Ｓａｙ！ＪＵＭＰのメンバーらが１２日、同所で会見した。昨年「最も多くのショーを作った」としてギネス世界記録に輝いた喜多川社長の認定記念作品となる本作は、ジャニーズの集大成といえる壮大な内容。喜多川社長は「７つのギネス世界記録を持つマイケル・ジャクソンに挑戦したい」と、８１歳になっても衰えぬ創作意欲をみなぎらせた。

　本作は、ＪＵＭＰとＡ．Ｂ．Ｃ−Ｚ、Ｓｅｘｙ　Ｚｏｎｅのメンバーが「１３月」という名のユートピアを求めて宇宙に旅立つ物語を、タイタニック号の悲劇や忠臣蔵、古代文明までもモチーフにして破天荒なスケールで描く。帝劇史上最多の１８０人が出演し、使う衣装は「演劇史上最多」（製作の東宝関係者）の３０００着にも上る。

　フライング、殺陣、大量の水…。堂本光一（３３）主演「Ｅｎｄｌｅｓｓ　ＳＨＯＣＫ」、滝沢秀明（３０）主演「新春　滝沢革命」、亀梨和也（２６）主演「ＤＲＥＡＭ　ＢＯＹＳ」という帝劇を彩るジャニーズ作品の要素もふんだんに盛り込まれ、終盤には３人とＫｉｓ−Ｍｙ−Ｆｔ２、山下智久（２７）らが映像で登場する。

　喜多川社長は「これを機会にまた進化していくんじゃないかな」と興奮を隠さない。「ラスベガスのホテルで名前を言ったら、従業員の女の子に『ユーはギネスの人じゃない？』って言われた」と、最近のエピソードを明かした。自身は製作したショーの数とＮｏ．１ヒット曲の数という２つのギネス世界記録認定を受けたが、「マイケル・ジャクソンは記録を７つ持っている。近づけるよう頑張りたい」と宣言した。

　１４日には英国のギネス・ワールド・レコーズ社のアリスタ・リチャード会長が観劇するという。

　客席上空で綱渡りに挑戦するＪＵＭＰの山田涼介（１９）は「練習では怖さに負けていたが、本番では成功が続いています」と充実した表情で語った。クライマックスでは主要キャストが上半身裸になるが、Ａ．Ｂ．Ｃ−Ｚの塚田僚一（２５）は「（ＪＵＭＰの）知念（侑李＝１８）くんが一番いいボディーだった」と絶賛。八乙女光（２１）も「背中が腹筋みたいに６つに割れてる。初めて見た」と驚いていた。