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投稿者:    [2012年 11月 13日 (火) 18時 56分] ---- ----
▼一言
 了解くださったようですので、遠慮なく書かせていただきます。

 まず最初に断っておきますが、書き込みは今回だけではなく、今後何回かに分けて行う予定です。
 この感想欄にも字数制限があるでしょうし(実際にあるかどうか確認したことはありませんが)、あまり一気にまくしたてても身にはならないでしょう。
 もちろん、単に私自身がいろいろと整理しながら書き込みたいという都合もあります。

 まず今回は、この作品そのものに関する出来不出来の話ではなく、もっと根本的な「小説の書き方」について。
 「小説とは、これこれこういうものである」とかいう堅苦しい話ではなく、言い方を変えれば「日本語の書き方」のことです。


●「―(ダッシュ記号)」について

 プロローグ2行目

>彼―否“彼女”の微睡みを深くする。

 と、ここに限らず、藍さんはダッシュ記号を使う際、主に「1個だけ単独で」使用されてますね? 時々は例外的に2個以上で使っている箇所もままありますが、それは少数のようです。

 この、「1個だけ単独で使用する」というのは、間違いです。

 ……と、断定するほど厳密なルールは日本語には本来ありませんが、「基本的には間違い」です。
 基本的に、「―(ダッシュ)」は2個以上連続で使われます。

 理由は簡単、「ー(長音記号・伸ばす音)」、「-(マイナス記号)」、「一(漢数字の1)」らと区別がつかないからです。(横書きではなく縦書きなら、「一(漢数字の1)」は除外してもいいんですけどね)

 実際、私は初見で「彼―否」を「かれいちいな」と読み、あれ? おかしいな? と思い直してから、「―」が「ダッシュ」であることに気づきました。ここだけでなく、後々、ダッシュ記号が出てくる度に、(全てでこそありませんが)「あれ、これ数字の1じゃないな」「あれ、これ伸ばす音じゃないな」と立ち止まっては読み直すを繰り返しています。
 これは単純に、読みにくい。

 もう一度言いますが、基本的に、「―(ダッシュ)」は2個以上連続で使われます。
「――」
 人によっては、3個や4個を基本にしている剛の者もいますが、大抵は2個ですね。
 2個の人でも、シーンによっては増やしたりしますし、上限数というのはないんですが、下限数が1個という人は(何も知らない初心者を除けば)ほぼ皆無です。
 あ、念のため言っておきますと、「小説の作法において」ですよ? メールとかの私的な文章などであれば、こんなことはいちいち言ったりはしません。

 それともうひとつ、「―」は2個以上セットで使った方がいい、というのには「間違いやすい」ということ以外にも理由があります。
 世の中には、「ダッシュは2個セットで使うものであり、ルールだ」と考えている人が、意外に多いということです。特に、自身が文章を書くことに慣れている人(つまり、初心者を除く『小説家になろう』利用者の一定層)に多い。
 よい悪いの話ではなく、現実にいる。
 で、その人たちは(全部ではないにせよ)「―」や「…(三点リーダー)」を1個だけ単独で使う人の作品を目にした場合、「ああ、この人は文章のルールも知らない初心者なのか。これは、作品の内容も期待できないな。他にも読める作品はいくらでもあるし、これは読まなくていいか」と、入り口で回れ右をして去っていくのです。

 よい悪いの話ではなく、現実にいる、という話です。

 たった1つ(三点リーダーも含めれば2つ)、記号の書き方を直すだけで読者が今以上に確保できる(かもしれない)なら、安いものだとは思いませんか?


●推敲・添削・校正

 投稿した作品、ご自身で見直していますか?
 作品内容うんぬんではなく、単純に、誤字や誤用を無くしましょう、という話です。
 現実問題として、誤字は校正のプロであっても抜け落ちる場合もあるし、誤用は「作家自身も気づいていない覚え間違い」とかがあるのでなかなか見つけづらいのですが、出来る限り見つけ、潰していきましょう。

 例えば、第四話の

>クロアのにこやかな発言にクラウディアの米神がヒクッとひきつった。

 にある、「米神」ですね。これでは、お米の神様です。
 「米神」が誤字なのは勿論ですが、こめかみ(英語でテンプル)は漢字で書いても通常は読めない難字となってしまうため、普通は平仮名を用います。
 なお余談ですが、難しい漢字をあえて平仮名で表記することを、「ひらく」と言います。

 おっと、前置きが長くなりましたが、何故こんな、言ってしまえば「当たり前」なことをここで言い出したかというと、「読み直していれば確実に発見できる書き間違い」が、この作品にはあるからです。

 それは、「改行ミス」です。

 第二話
>あんな面白いやつ、そうそういない
>。

 と、最後の「。(句点)」だけの1行があって、1文が変なところで改行されて2行になってしまっている箇所が、全体にいくつもあります。句点だけ、というもの以外にも、明らかにおかしなところで改行してしまっているものがいくつも、です。
 これは誤字や誤用と違い、読み直しさえすれば自分で発見できるはずのものですので、きちんと直しましょう。


●掲載方法について

 藍さんは、おそらく第五話以降、同一の話数を何回かに分けて投稿していますよね?

・第五話前半を投稿
 ↓
・第五話を修正・後半を書き足し
 ↓
・第六話前半を投稿
 ↓

 ……というふうに。

 これは、すぐに止めましょう。
 いや、もっと強く言います。『止めなさい』。

 理由は単純で、「書き足したことなんて、大抵の人は誰も気づきはしないから」です。
 例えば、「お気に入り登録」機能。
 これは、最新話が「投稿された時」、登録しているユーザーが見ると分かる、という機能になっています。
 「書き直された時・書き足された時」は知らせたりしません。

・お気に入り登録機能で第五話を知った
 ↓
・早速読む
 ↓
・お気に入り登録機能で第六話を知った(書き足された第五話後半は気づかずスルー)
 ↓
・早速読む
 ↓
・「あれ? この前と話が繋がってないし、いきなり話の内容が飛んでるぞ? なにコレ、つまらん」(第五話に書き足しがあることに気づかない)
 ↓
・これ以上読むのを止める(当然、前の話を読み直すようなまねはしない)

 ……ということが起こりうる。

 活動報告で「第○話完結です」などの報告をされていますが、はっきり言って最初は、何を言っているのか分からないぞ? という状態でした。失礼ながら、私は藍さんのことを当初、「投稿してから随分と経ってから投稿の報告する変な人」という認識で見ていました。
 一話一話を改稿して分割投稿しているなんて、夢にも思いませんでしたよ。(だからこそ目を引いた、というのは皮肉な偶然ですが、あくまでそれは「私個人にとっての」、『偶然』ですから)

 さらに加えて、

「作品を読んでいる人が、作者の活動報告まで見るとは限らない」んです。
 活動報告での「第○話完結です」というのは「事情を知っている人だけに伝わる方法」であって、最初から活動報告を目にしない人には何の力もありません。

 今の分割投稿方法は、すぐにでも『止めなさい』。
 読者離れを引き起こすだけで、何のメリットもありません。

 ちゃんと各話をすべて書き終えてから一括で投稿するか、「第五話(前編)」とか「第五話(第一回)」とかにして、ちゃんと「一見さんでもすぐに分かる方法で」投稿しましょう。


●…………。

 では、今回はこれにて失礼します。

 次回では、まずは細かいところは置いておいて、「全体の印象」の話をしようかと考えています。(あくまで予定ですので、気が変わるかもしれません)


 それから最後に、お勧めをしておきます。

参考サイト:
>ライトノベル作法研究所
>http://www.raitonoveru.jp/index.htm

 このサイトは
「紙媒体の書籍作家を目指す人向けのサイトである」
 という面があるので、web上に発表される作品には必ずしも合致しないし、そもそも発足してから数年が経過して古い内容がそのまま載っているなど、全面的には鵜呑みにできないものも中には混じっていますが、読んでおいて損はないです。

 特に、今回指摘した「――(ダッシュ)」については、このページ

>文章の禁則
>http://www.raitonoveru.jp/howto2/bunnsyou/01.html
   [2012年 11月 13日 (火) 19時 22分 12秒]
………か、感嘆です!
な、なるほど。めちゃくちゃ為になりました!
ダッシュ記号のことは知りませんでした。
こんな初歩的なことについて分かりやすく解説してくださるなんて…(゜ロ゜;
あと改行ミスですか?若干気づいてました…。
活動報告にあるように、最初はメモ機能を使って書いていたものをコピーして投稿していたんで、何か変な感じに改行するんですよね…。
改稿についてのご指摘は盲点でした。
そうですよね。わけわかりませんよね…。
いや、私、勉強バリバリやらせる学校に通っているもので…。なかなか時間がなく、チマチマ書いてたんですよ。無知なことに(泣)
一括投稿にしたいなぁ、と思いつつ、サイトの使い方がいまいちわからないという…。
ここまで解説させておいて不躾だと思いますが、書き溜めておく方法を教えてくれませんか?
ダッシュ記号や改行、誤字の修正のほうは、ご指摘通り実践してみたいと思います。
ホント、プロみたいなアドバイスを頂きとてもありがたいです。m(__)m




投稿者: 朧    [2012年 11月 12日 (月) 15時 08分] ---- ----
▼一言
 端的に言って、「劣化した『鋼の錬金術師』みたいな作品」という印象ですね。

 確認したいんですが、11月3日の活動報告に

>つまらない、ここがおかしい、といった感想でも構いません。叱咤激励は謹んで受け取りますので、どうぞご感想の方を書き込んでみてください(^-^)

 と書いておられますが、どれくらい本気ですか?

 藍さんが本気で上達を望むのであれば、「つまらない」「ここがおかしい」という所について詳細を書きますし、単なる社交辞令で書いただけなのであれば、これ以上は止めておきます。

 どちらがいいですか?
   [2012年 11月 12日 (月) 21時 08分 15秒]
構いません。問題があるのであればとことん直していきたいと思います!
ですが、ストーリー自体はかなり書き進めてしまったので、大前提を覆したりは出来ません。
表現や、セリフ、展開のもっていきかた等でご指摘頂けるとありがたいです。書いていくうちに「これでいいのだろうか?」と思っても相談できる人がいなかったので助かりますm(__)m
投稿者: しらゆき    [2012年 11月 11日 (日) 13時 24分] ---- ----
▼一言
最後まで読み終わりました!

本当に文章の書き方が素晴らしいです!
会話もテンポがいいし、細かい設定の説明も理解しやすかったです。わたしももっと上達しないと!と思いました。

続きがとてもとても楽しみです(^○^)
投稿者: 薄荷。    [2012年 11月 11日 (日) 10時 24分] ---- ----
▼良い点
つい先が気になる展開にあっという間に読み進めてしまいました。「こんな描写の仕方があったのか」と感心しました。

クロアの心情の表し方というか、がお上手で泣くシーンが焼き付いてます!
▼悪い点
探しても見つかりませんよ。
▼一言
七話に誤字がありました。
思い出しす→思い出す ではないでしょうか。

細かい描写とか、言い回しが目からうろこです。非常に楽しめました。素敵な作品をありがとうございます!頑張って下さい!
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