親交のあるオーシャンズ勢の活躍に刺激を受けたグランパスの小川=愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで
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名古屋グランパスのMF小川佳純(28)がフットサルのW杯で決勝トーナメント進出を果たした日本代表に刺激を受けた。代表で主力を占めたFリーグ・名古屋オーシャンズの選手と親交があり、「同じ名古屋のプロチームとして、グランパスも負けてはいられない」と語った。
小川に強力な発奮材料が注入された。三浦知良の参戦で注目されたフットサルのW杯に、ひそかに熱い視線を送っていた。11日にウクライナに敗れたとはいえ、決勝トーナメント自体が初進出。小川は「今回の結果に驚きはなかった。ボクはオーシャンズの試合も見に行ったことがありますから」と快挙を努めて冷静に受け止めた。
今回のフットサル代表の中心は木暮、北原、森岡、川原、逸見のオーシャンズ軍団。小川は09年に雑誌で木暮と対談している。「木暮さんは海外(スペイン)でもプレーしているし、まさに第一人者でしょう」。北原や森岡とも食事したことがある間柄だという。オーシャンズ勢の活躍は、小川にとってもうれしい出来事だった。
「オーシャンズもそう。(プロ野球の)ドラゴンズもそう。それぞれのリーグを引っ張るような存在であり続けている。同じ名古屋のプロチームとして、グランパスも負けてはいられない」
Jリーグは残り3試合。グランパスは17日に磐田とアウェーで戦う。前節のFC東京戦(1−0)で勝利に直結するアシストを決めた小川への期待は大きい。「結果を残さないといけない」ときっぱり。フットサルの躍進を励みに、常勝・グランパスの牙城を守る。
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