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【プロ野球】

原監督が取材陣に要請 菅野とは監督と選手として見て

2012年11月13日 紙面から

 アジアシリーズを制覇した巨人が12日の航空機で成田空港に帰国。出発前の韓国・釜山で取材に応じた原辰徳監督(54)は、今秋のドラフト会議で1位指名した東海大・菅野智之投手(23)との血縁関係をチーム内では「断絶」する決意を示した。

 巨人にいる限り、伯父とおいではない。指揮官が取材陣に異例の要請を出した。「智之については一監督と選手という状況の中で話をしたい。質問するときはドライに聞いてほしい。伯父として見られると、こちらも言葉を選んでしまうし、良いコメントを出せなくなるかもしれない」

 もちろん、幼少期におむつを替えたことがあるほどの濃密な関係を消すことはできない。ただ、その血縁をチームに持ち込むことで、菅野自身にも他の選手にも微妙な空気を作り出してしまう危険性がある。実力至上主義を貫く指揮官として、「伯父−おい」を顕在化させることは、現場のプラスにはならないという判断だった。

 来春のキャンプは、川口投手総合コーチが「監督は近くで菅野を見たいでしょう」と言うように1軍スタートが濃厚。とはいえ、1年間実戦から遠ざかった不安は残る。「スカウトの評価は高いが、実際にどうかは現場で見ること」と指揮官。あくまでも「一選手」としてゼロから実力を見定める。 (井上学)

 

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