ここから本文です
[PR] 

民主、年内解散に反対噴出=輿石幹事長が野田首相に伝達―14日に党首討論―

時事通信 11月13日(火)17時7分配信

 野田佳彦首相は13日の衆院予算委員会で、衆院解散の時期をめぐり、8月の民主、自民、公明3党の党首会談での合意に触れ、「『近いうちに(信を問う)』と言った意味は重たいと受け止めているので、近いうちに解散するということだ」と述べ、年内の断行に意欲を示した。しかし、同日の民主党常任幹事会では反対論が噴出、輿石東幹事長が「党の総意」として首相に伝える異例の事態となった。首相の求心力に影響しかねない展開で、首相が抵抗を抑えて解散を決断できるか焦点となる。
 一方、自民党の安倍晋三総裁、公明党の山口那津男代表は14日の党首討論で、首相に解散時期を明示するよう迫る考え。年内に衆院選を終える日程では、22日に解散し、「12月4日公示、16日投開票」とする案が取り沙汰されている。
 民主、自民、公明3党は13日、赤字国債発行に必要な特例公債法案の修正で合意。同法案は自公両党も賛成して今国会で成立することが確定し、首相が解散を判断するための「環境整備」が一つ進むことになった。
 しかし、13日の民主党常幹では、「環太平洋連携協定(TPP)交渉参加を表明して解散するのはいかがか」(鹿野道彦前農林水産相)、「与党ならば予算編成を着々とやるべきだ」(北沢俊美元防衛相)などと異論が続出。菅直人前首相も「4年間政策を実現し、評価を受けるサイクルをつくることが日本の政党政治のためだ」と指摘、首相の後見役の藤井裕久元財務相も「任期満了までやるべきだ」と同調した。
 また、中山義活元首相補佐官は「代表を代えて選挙をすべきではないか」と述べ、首相退陣にも言及。約10人が年内解散に反対を表明したが、容認する意見は出なかった。この後、輿石氏が国会内で首相に会い、党内の厳しい意見を伝達した。 

最終更新:11月13日(火)18時48分

時事通信

 

野田佳彦

野田佳彦(のだよしひこ)
所属院 選挙区 政党:
衆議院 千葉県4区 民主党
プロフィール:
1957年5月20日生 初当選/1993年 当選回数/5回

この話題に関するブログ 2件

関連トピックス

主なニュースサイトで 野田佳彦 の記事を読む

PR

PR
ブログパーツ

国内トピックス

注目の情報


Yahoo!ニュース公式Facebook
PR