福島第一原発事故は、千葉県柏市や埼玉県
三郷市など、「東葛地区」と言われるエリアに、
「ホットスポット」と呼ばれる放射能汚染地帯を
作ってしまいました。
そして、このエリアでは、少し草むらを探せば、
いくつかの奇形植物を見つけることができます。
日本では、奇形植物の存在が都市伝説のように
語られており、ある人は虫のせいだと言いますし、
ある人は震災前から奇形植物はたくさんあったと
言いますが、放射能の影響かどうかはさておき、
このあたりを1日歩けば、さまざまな奇形植物に
出会えるのです。
このたび、『チダイズム』では、東葛地区を歩き、
さまざまな奇形植物の写真を撮っている方から、
掲載の許可をいただき、前代未聞の「奇形植物
大図鑑」を開催することにいたしました。
プラントハンターにとっては興味深い資料だと
思われますが、もし、皆さんが東葛地区を歩く
機会がありましたら、草むらに目を向けてみると、
珍しく貴重な奇形植物に出会えるでしょう。
それぞれの写真は、クリックすると拡大できます。
また、これらの奇形植物は、すべて震災の後に
見つけたものになります。もっと時間がたくさん
あったら、もっとたくさん見つけられるでしょう。
では、まいります。
花が異常に巨大化するということがあります。
また、花が2つくっついているようにも見えます。
パソコンをスクロールさせた時のバグのよう。
なぜ、こうなったのかは分からないのですが、
異常な形の花がありました。
まるで、ただの塊のようです。
明らかに、普通の花の形とは異なります。
茎の太さを見ていただくとわかります。
先端に行くほど大きくなってしまったため、
その重さで、寄れかかっています。
このように、先端が異常に大きくなってしまう
奇形植物は、たびたび見ることができます。
このような現象は、頻繁に起こるのでしょうか。
ちなみに、これらの奇形植物が、ほぼ同じ所で
見つかっているというのもポイントになります。
僕たちが気づかなかっただけで、これくらいの
頻度で奇形植物は、たくさんあるのでしょうか。
奇形と言っても、「色が白い」みたいなことは
日常的に起こりそうかなと思いますが、これは
どうなっているんだろうというものもあります。
通常のものと比べ、明らかに発達し過ぎ。
放射能を語る時に、たびたび噂されるような
「巨大化」に近い現象と言えるかもしれません。
この写真だけでは、「たまに、こういうヤツが
あるだろう」と言われるかもしれませんので、
別の写真もあります。
こんな茎を見たことがあるでしょうか。
放射能が直接的に影響しているのかどうかは
不明ですが、このあたりが「ホットスポット」と
呼ばれているエリアであることは確かです。
このように、途中から二股になっているものも
見つけることができました。世界には頭が2つ
あるヘビなどが、たびたびニュースになります。
これも、そんな感じなのでしょうか。
わけわからない形になってしまうものも
見つけました。繰り返しますが、これらは
すべて東葛エリアを歩いて見つけたものです。
しかも、調査隊を組んだのではなく、一個人が
フラッと歩いて見つけたレベルの話です。
同じことが人間に起こるとは言いませんが、
この中の一つでも、放射能の影響で奇形に
なっているものがあるとすれば、我々人間が
絶対に影響を受けないとは言い切れません。
ご覧いただいたように、放射能汚染の深刻な
「東葛地区」には、たくさんの奇形植物があり、
プラントハンターにとって、とても興味深いと
思われるサンプルがたくさん存在します。
なぜ、このような奇形が生まれたのか?
世界の専門家たちが、東葛地区の植物を
見ていただき、検証いただくことを望みます。
おそらく、東葛地区より放射能汚染が深刻な
福島周辺は、さらに多くの奇形植物が存在する
可能性がありますが、日本では、福島の話は
タブーであり、伝えることができないのです。
日本では、100ミリシーベルトの放射線を
浴びて、がんになる確率が、わずか0.5%
上昇するだけだと言い、「放射能に注意して
生活するのは風評被害で、悪い人だ!」と
批判をされます。
もはや、日本の専門家に助言を求めることに
意味はありません。中立の立場にある外国の
専門家に、この状況を判断していただきたい。
情けないですが、これが今の日本の状況です。
【追記】
すべての写真の引用・転載を禁止します。
リンクはフリーです。写真の使用を求める際は
必ず『チダイズム』、もしくは、むぎ君の許諾を
得ていただきますよう、お願いいたします。