966 名前:おさかなくわえた名無しさん[sage] 投稿日:2007/10/19(金) 06:25:33 ID:3QhvcdDK [1/2]
私が小1の冬、初めて1人で留守番する事になった。
両親は遠い親戚のお葬式があり不在、兄は当時中1で部活があり、夜にならないと帰らない。

お母さん
「学校から帰ったら、ちゃんと鍵閉めて、お家から出ないように。
ピンポン鳴っても出なくていいし、電話鳴っても取らなくていいから。
でも午後3時になったら、○○がお家にいる事確認するためにお母さんがお家に電話するからね。それだけは取ってね。」
私(ワクワク)「うん。分かったー。」


学校から帰り、鍵をガッチリ閉め、コタツに入って本などをおとなしく読んでいたところに電話が鳴った。
3時ちょっと前、2:55くらいだったと思う。「お母さんだ!」と思って電話に出た。
しかし出たのはお母さんじゃなかった。知らない男の人。
でも初めて留守番し、電話に出るなんて大人なシチュに完全に酔ってた私はまさに無敵だった。

男「もしもし、○○さんのお宅ですか?お母さんいますか?」
私(無敵)「いません。私だけです。」
男「お嬢ちゃん1人でお家にいるの?偉いねーお留守番偉いねー」
私(パッパラパー)「うん。今1人でお留守番してるのーヘヘ」

結果からいうと、エロエロいたずら電話だった。
「お母さんはいくつ?いつもどんな格好して寝てるの?」「お父さんとお母さんは同じ布団で寝てるの?」
「お父さんと一緒にお風呂に入る?」「今、君はどんな下着はいてる?」
男がするエロエロ質問に7才でまだまだピュアでパッパラパーな私はガンガン答える。
「お母さんとお父さんは毎日一緒に寝るよー」「お父さんとお風呂に入ったらいつもジャンケンして遊ぶのー」
男の、受話器の向こうで聞こえる怪しげな息づかいにも負けない。私は無敵。30分経過。


967 名前:おさかなくわえた名無しさん[sage] 投稿日:2007/10/19(金) 06:27:42 ID:3QhvcdDK [2/2]
続き
その頃母は家に何回電話しても話し中(その頃はまだキャッチなんてあまり普及してない)でパニくり、隣人に電話。
「強盗が家に入って、娘と格闘して受話器が外れてsgdふぁえrycbはvdkぎゃー!!!」
隣の家のご夫婦は慌ててうちに来てピンポン押すも、私は「ピンポン出るな」の教えを守り華麗にスルー。
「警察!警察!」とふぁびょる母を抑え、父が兄の中学に電話し、事情を話して兄(鍵持ってる)を急いで帰宅させる事に。
話を聞いた兄と部活の顧問の先生が全速力で先生のバイクに乗って帰宅。隣のおっちゃんはバット持ってドアの前で待機してたらしい。
鍵を開けて家に入り、兄が見たのは受話器に向かって得意げに「キティーちゃんのぱんつー」とか言ってる私。
兄は私から受話器を奪い「どちら様ですか?は?あんた誰?」速攻切られた。

その後帰宅した両親、兄を前にして全てを話す。全員ヘナヘナ脱力。
更に会話した内容を聞いて母は崩れ堕ちて泣いた。
父は「宿題して寝ろ」と私に言い放ち、顧問の先生と隣のご夫婦の所に謝罪に行った。

それからは私が大学に入った時、就職した時、今でも何かあると家族は「そういやあんたが始めて留守番ry」とその話をする。
隣のおっちゃんも町内会の祭りとか近所の冠婚葬祭でお酒入った時には、
必ず私を前に座らせて「あの時はおっちゃんホントに心配した!おっちゃん、バット持ってry」と皆の前で語る。
自分自身も今だに街中でキティーちゃんを見る度に、この事を思い出して自分の頭をライフルで撃ち抜きたくなる。
今では親戚、近所、友達、いや兄の友達にまで知られている。
皆さん本当にすみませんでした。ごめんなさいキティーちゃん。
もうそろそろ勘弁して下さい。

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