社会

三重・多気町が震災がれき受け入れ断念
(三重県)
 岩手県からの震災がれきの受け入れを検討していた三重県多気町は12日、受け入れの断念を表明した。岩手県久慈市からの可燃性がれきの受け入れをめぐっては、三重県が来年末までに約2000トンの処理を目指し、焼却処分施設を持つ県内の自治体に受け入れの協力を求めている。焼却処分施設を持つ多気町では、ことし7月から住民に安全性を説明するなどして受け入れの可否を検討していたが、県が最終処分場を決定できていないことや、放射性物質による風評被害を懸念する町民の反対などもあり、12日、受け入れの断念を表明した。多気町の久保行央町長は「がれきの受け入れ以外の方法で、被災地を支援していきたい」として、今月にも受け入れの断念を県に報告する方針。
[ 11/13 12:35 中京テレビ]