岩手県警二戸署は２４日、八戸市新井田、市立市民病院の研修医、中島光容疑者（２７）を同県青少年のための環境浄化に関する条例違反の疑いで逮捕した。

　容疑は、４月上旬ごろ、同県北部の宿泊施設で、女子高生（１５）相手に１８歳未満と知りながら淫らな行為をしたとしている。女子高生と親が被害届を出していた。同署によると、容疑を認めているという。

　中島容疑者が勤務する八戸市立市民病院は２５日午後、記者会見を開き、三浦一章院長らが謝罪した。病院によると、中島容疑者は１１年４月採用の研修医で事件当時は呼吸器内科を担当。現在は救命救急センターに所属し、逮捕直前の２４日朝まで勤務していた。勤務態度に問題はなかったという。

　三浦院長は「職員が逮捕されたという事態を大変重く受け止めている。全力を挙げて綱紀粛正に努めたい」と謝罪した。捜査の進展をみながら厳正に処分するという。【浅野孝仁、神崎修一】