千葉県警は、関東の1都6県で16件の詐欺を行ったとして、47歳の男を指定重要指名手配しました。

 神奈川県に本籍がある小原健二こと田中実容疑者は一昨年11月25日の夜、千葉県市原市のパチンコ店の駐車場で、当時19歳の男性に対し、「組長の息子だが、組の事務所開きのお祝い金が必要」と話し、現金20万円をだまし取った疑いが持たれています。男性は、田中容疑者から「その日のうちに利息をつけて27万円を返す」と言われましたが、田中容疑者が姿を見せなかったことから警察に通報しました。田中容疑者と男性に面識はありませんでしたが、田中容疑者は男性に借用書を書いたほか、携帯電話のカメラで顔を撮影させるなどして信用させていました。警察によりますと、田中容疑者による詐欺の被害は、2007年からの4年間で東京や神奈川などの1都6県で16件、370万円に上るということです。

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