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大阪府吹田市が入札をせずに市長の後援企業に随意契約で工事を発注した問題で、市長は当初の説明を一転させ、随意契約と知りつつ発注の決裁をしたと認めました。

この問題は、吹田市が市役所の屋上に太陽光発電パネルの設置工事をした際、本来は入札によって受注業者を決める必要があるにもかかわらず、井上哲也市長の後援企業と単独で随意契約を交わしたものです。市長はこれまで、単独随意契約について、「認識がなかった」と釈明していました。しかし、１２日、９時間半にわたって開かれた吹田市議会の全員協議会で議員らから追及を受け、一転。市長は、「随意契約の事実や受注業者名を決裁時に認識していた」と認めました。議員からは市長の私設秘書が同じ受注業者の関連企業から不透明な報酬を得ていた問題とあわせて、「辞職」を求める声が相次ぎましたが、市長はこれを拒否しました。市長は、問題発覚後、所属していた大阪維新の会を離党しています。