2012年 11月 12日
伊原木新知事が初登庁
16年ぶりのトップ交代です。先月28日の岡山県知事選挙で初当選した伊原木隆太新知事が初登庁しました。午前9時、県庁の正面玄関では伊原木新知事が約1000人の職員に拍手で出迎えられ、にこやかな表情で初登庁しました。知事室に入った伊原木知事は知事のイスの座り心地を確かめ、決意を新たにしていました。就任式では約300人の職員を前に「産業振興と教育の再生に県庁が一丸となって取り組まなければならない」と所信表明しました。岡山県に新たな知事が誕生するのは16年ぶりで、伊原木知事は戦後初めての民間出身の知事となります。

うどん県の新PV公開
今年の新語・流行語大賞にもノミネートされている「うどん県」の新たなプロモーション映像が公開されています。今月9日からインターネット上で公開されているプロモーション映像はうどん県への改名で話題となった前回の続編となるものでテーマはおもてなしの心。要潤さん扮するうどん県副知事の号令でエキストラの県民が香川の特産品を手に高松駅に集合します。県民が出迎えるのは讃岐うどん好きなタレントの加藤茶さん、うどんだけじゃない香川の魅力をPRするという内容です。今年の新語・流行語大賞にもノミネートされているうどん県。第2弾のプロモーション映像「お迎え」編は首都圏や関西の電車内で流れるほか今月中には「食」と「アート」編も公開されることになっています。

岡大病院で100例目の肺移植
岡山大学病院で12日生体肺移植が行われました。日本で初めて肺移植を成功させてから14年、国内の病院で最もはやい100例目です。岡山大学病院で生体肺移植を受けたのは関東地方に住む10歳代の男性です。重い気管支炎のため母親から片方の肺の提供を受けました。手術は12日午前10時半から行われ午後4時半すぎに無事終了しました。男性の容体は安定していて2カ月から3カ月で退院できる見込みということです。岡大病院は1998年10月に日本で初めての生体肺移植を行ってからこれまでに生体で60例、脳死で39例を行ってきました。12日の手術で国内の病院で最もはやく合わせて100例を迎えました。移植してから5年後の生存率は世界の平均が50%であるのに対して岡大病院は82%と技術でも世界トップクラスを誇っています。

備前市の西岡市長が引退表明
備前市の西岡憲康市長が来年4月の任期満了に伴う市長選に出馬せず、今期限りで引退することを明らかにしました。会見で西岡市長は引退の理由について体の調子が悪いこと、また今年5月に長年支えてくれた妻が亡くなったことを挙げました。西岡市長は71歳。岡山県議会議員や旧日生町長を経て、2005年に1市2町が合併した新しい備前市長に初当選し現在2期目です。市の借金を減らすなど財政再建に取り組みましたが学校の耐震化など課題も残っています。西岡市長の任期は来年4月23日までで今のところ市長選への出馬表明はありません。