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【社会】

多気町、震災がれきの受け入れ断念 

2012年11月12日 20時23分

 岩手県久慈市の震災がれきの受け入れを検討してきた三重県多気町は12日、受け入れ断念を決めた。

 この日の町議会全員協議会で、議長を除く13議員のうち12人が受け入れ反対を主張。これを受け、久保行央町長が「町民の反対や、がれきの量や処理期間を考えると受け入れは困難」と断念を表明した。

 町は7〜10月、町内各地区で、県や国の担当者らと住民懇談会を開き、がれきや受け入れの説明を続けていた。

 三重県は多気町のほか、伊賀市の伊賀南部環境衛生組合、熊野市、尾鷲市での処理を検討。伊賀南部組合では10月初めに試験焼却を地元に提案したが、11月11日の伊賀市長選で初当選した岡本栄氏は「灰も含めて一切受け入れない」と明言している。

 多気町の断念を受け、鈴木英敬知事は「県としては今後も処理の推進に努める」との談話を発表した。

(中日新聞)

 

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