福岡の菓子製造「松屋菓子舗」が自己破産申請し倒産へ
福岡県福岡市に本拠を置く菓子製造の「松屋菓子舗」は、事後処理を弁護士に一任し自己破産申請の準備に入ったことが明らかになりました。
1673年(延宝元年)に創業の同社は、ポルトガル菓子の製法を元にした菓子「鶏卵素麺」の製造販売を手掛け、当時の福岡藩から御用菓子司に任命されるなど老舗の菓子店として広く知られ、現在は福岡県を中心に7店舗を展開するなど業績は好調に推移していました。
しかし、和菓子の市場縮小や景気低迷による個人消費の落ち込みで売上が減少すると、資金繰りの悪化から事業継続は困難と判断しやむなく今回の措置に至ったようです。
西日本新聞(電子版)などが伝えたところによると、負債総額は約2億5000万円の見通しです。