「一緒に泳げる」クジラ牧場
和歌山・太地町に構想中
古式捕鯨発祥の地として知られる和歌山県太地町が、湾内でクジラやイルカを放し飼いにする「牧場」の開設を計画している。反捕鯨団体の活動に悩まされてきた太地町だが「鯨類とともに生きる町」をアピールして観光客誘致につなげたい考えだ。
構想によると、町の北側にある森浦湾の一部を網で仕切り、内側でミンククジラやバンドウイルカなどの小型鯨類を放し飼いにする。周囲の干潟は海水浴場として整備し、観光客や地元住民がクジラたちと一緒に泳いだり、カヤックで遊んだりできるようにする。
広さは、東京ドーム6個分近くの約28ヘクタールになる見込み。(共同通信)
【 2012年05月01日 16時50分 】