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【サッカー】

打倒オマーンへ 川島「勝利の3カ条」

2012年11月12日 紙面から

オマーン戦に向けた合宿に合流したGK川島。左は権田=ドーハ(共同)

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 【ドーハ松岡祐司】日本代表のGK川島永嗣(29)=スタンダール=が11日、ワールドカップ(W杯)アジア最終予選B組のオマーン戦(14日・マスカット)に向け、チーム練習に合流した。勝てばW杯出場へ王手のかかる大一番は、準備期間が短く、苦戦必至の酷暑の中東決戦。メンタル面の準備の重要性を強調したうえで、守護神流の「勝利の3カ条」を掲げた。チームはきょう12日に当地での事前合宿を打ち上げ、同日夜(日本時間13日未明)に試合会場のマスカットへ移動。

 気温差約30度。氷点下のリエージュから、熱風の吹くドーハに降り立っても、川島は守護神らしく凜(りん)としていた。オマーン撃破の「カギ」を問われると、よどみなく切り出した。

 「気候はアウェーなのでしょうがない。この環境でやるのが与えられた条件。(暑熱対策が)できるような気候じゃないんで」

 選手全員がそろうのは試合前日の13日。準備期間が短い上、オマーンの攻撃的な戦略変更、酷暑、ピッチ、笛…とアウェーならではの“難敵”は多い。ただ、すべてを想定した中で、川島が勝利の必要条件に掲げたのはメンタル面の準備だ。

 (1)欧州遠征を思い起こせ 欧州遠征の強豪2連戦では試合の入り方でそれぞれ異なる課題を得た。フランス戦では消極的になりすぎ、ブラジル戦では無防備に攻めすぎた。敵地のオマーン戦も「アウェーでいろいろ条件も変わってくるので、試合の入りから良い状態でやれることが大事。経験を生かしつつ、できる限りの準備をして臨みたい」。1カ月前の連係の感覚、共通理解を呼び起こし、持ち帰った課題を想起するよう訴えた。

 (2)快勝した6月決戦は忘れろ 埼玉で激突したホーム戦では3得点を挙げて勝った。引いて守るオマーンをあっさりと攻略したが、川島は「ホームとアウェーでは全然違う。イメージをゼロに戻して、頭の中で良い準備をしてやる」とリセットするよう強調した。

 (3)中東の笛を想定しろ 08年W杯予選の敵地オマーン戦でも微妙な判定に苦しめられた。「あの時もそう、アジア杯の時もそうだった。そういうこと(偏向した判定)はあるので、頭に入れてやる」と言った。

 守護神流の「勝利の3カ条」を遂行できれば、ブラジルロードの終着点が見えてくるはずだ。

 

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