武雄市議会視察

昨日初めて市議会というものを傍聴にいってきました。

暇だったので、もとい仕事の都合を何とか調整して・・・。

以前行政問題審議会の委員をさせてもらったこともあり、市民病院について今後の動向が

ちょっと気になってたこともあって。

議会事務局に行って傍聴したい旨伝えると、氏名・住所を記入してすぐ議場に案内して

もらいました。

簡単ですので、時間があったらみなさんも傍聴してみませんか?

今度武雄YEGでも企画してみようと思ってますので会員の方よろしく。

ちなみに今日の傍聴者は報道関係の記者さん一人を除けば自分一人・・・(予想通り)。

市長はじめ市の職員、議員の方達ここにいる人はみんな私たちの税金から給与なり報酬なり

をもらって武雄市民の生活向上を目指して考えそして行動する義務を負った人たちの

集まりであり、そこでどういった議論がなされているか逆に市民としは関心を持ち一緒に

考えて行く姿勢を持つ義務もあると思います。

もちろん平日昼間なので直接傍聴するのは難しい方も多いとは思いますが、

たくさんの人が市民としてまず市の動向に関心を持つこと、これが武雄が良くなる為の基礎

というかスタートラインになると思います。

議会側としても傍聴者がいることにより、市民から見られているという意識がはっきり持てて

議論もより充実したものになっていく効果もあるはずです。

さて議場に入った時の第一印象は、「案外狭いな」と感じました。

スポーツとか(例えば野球場)でも一緒ですがテレビでみると広く感じますね。

では肝心の議事の内容についてですが、

まずは市民病院問題特別調査委員の報告がありました。

これは結局は「最大の懸案事項である医師不足の問題の解決の見通しが立たない状態で

財政・経営的な側面から将来の市民病院の経営形態を論議するのは無理があるので、

当局側でまず医師確保の方策についての見解を示して欲しい」という内容だったと思います。

去年参加させてもらった行政問題審議会でも現在の病院の経営形態や設備の充実、

診療項目の再編、立地条件等改善策を模索していましたが最終的には医師・看護士の確保

という医療分野独自の根深い問題については具体的な提案が出来なかった様に思います。

この医師確保の問題、もしこれが武雄市固有の問題であれば他の公立病院を抱える自治体

を参考にして解決策を探ることも可能かもしれませんが、こと地方については公立に限らず

民間病院についても同様の問題を抱えているようです(詳しい数値等は勉強してませんが)。

だとすれば(ここからは私見です)、自治体が単独でこの問題を解決するのはかなり困難

だと感じます。というよりまず国が主体となって国民が日本のどこに住んでいても同レベルの

医療サービスを受けられるような体制(医師の配置等)を検討する必要があるのではと考えます。

医師という職業の特殊性を考えた場合に、「人口何人当たり何人の医師が最低必要」

というような指針を示し、その基準に沿ってある程度医師の数をコントロールしていくような

システムを作れないでしょうか?実際やるとなると複雑な問題が多数出てくるとは思いますが。

医療というのは道路や河川の護岸、水道、電気などと同様な生活していく上での最低限必要な

生活インフラと捉えれば、国が全体のバランスを考えてその配置について主導していくことも

必要な気がします。今日はここまで。


by yu_isamu | 2008-04-23 12:46