11月6日(火)、新たな出演者の発表会見が、大阪放送局のスタジオ内に建てられた大正区のホテル『里や』のセット前で開かれました。
余貴美子[よ・きみこ] (大正区のホテル『里や』の女将(おかみ)・上原サト[うえはら・さと]役)
石倉三郎[いしくら・さぶろう] (琉球舞踊の家元・金城志道[きんじょう・しどう]役)
映美くらら[えみ・くらら] (『里や』の客室係・天草蘭[あまくさ・らん]役)
田中要次[たなか・ようじ] (『里や』の板前・藍田忍[あいだ・しのぶ]役)
朝倉あき[あさくら・あき] (『里や』の従業員・宮里羽純[みやざと・はすみ]役)
夏菜[なつな] (ヒロイン・狩野純[かのう・じゅん]役)
風間俊介[かざま・しゅんすけ] (待田愛[まちだ・いとし]役)
山本敏彦[やまもと・としひこ] 制作統括(NHK大阪放送局チーフ・プロデューサー)
記者のみなさんが立っているこの場所が大正区の架空の街筋のセットです。『里や』という新しい舞台で、純ちゃんは大正区のみなさんと交流しながら、自分の目指す道、魔法の国を作り上げていくという物語で、後半は下町人情あふれる物語を作り上げていきたいということでこのキャストのみなさんにお集まりいただきました。
12月の最終週あたりから1月・2月までは、このセットを使ったドラマが放送されていきます。思いっきり泣けて笑えるドラマを作っていこうと思っていますので、応援していただければと思います。
余貴美子でございます。こんなやる気のない恰好で失礼します。やる気の全くない女の役なので、もうちょっと“いけてる”服を着たかったのですが…途中から参加するので、皆さんがこれまで築きあげてきたものを壊さないように丁寧に務めたいと思います。
そして、大阪のNHKに来るのは建てなおしてきれいになってから初めてですので、いろんなことが初めてで、この歳ですがすごくわくわくして参加させていただいています。どうかよろしくお願いします。
どうも皆さま、ようこそお運びのほど、厚く御礼申し上げます。私も後半戦でお招きいただきまして、喜び勇んでやってまいりました、石倉三郎と申します。大正区には縁がございまして、私の父親がずっと住んでまして、また、うちの長男が大正区の泉尾というところの学校に行ってまして、なんか非常に因縁を感じてまして…私はなんの関係もないのですが。
私[が演じる役]は沖縄の人間でして、沖縄舞踊の名手というわけでございまして、そこらへんを“心豊かに”見ていただければ、役者のほうとしましても助かるというわけです。本日はありがとうございます。がんばります。
天草蘭役の映美くららです。私は役者になってから“朝ドラ”に出演するのが一つの目標だったので、今回この“朝ドラ”という国民的ドラマでお茶の間に登場できることが本当に嬉しいです。私が演じる天草蘭も“謎な女”なんですけれど、純ちゃんたちとの出会いによって一枚ずつ謎のベールがはがれて正体が明らかになっていきます。そしてこの不思議な、強烈な『里や』の皆の中の一人として存在したいと思います。どうぞよろしくお願いします。
本日は大正区『里や』前にお集まりいただきまして、ほんとうにありがとうございます。『里や』板前の藍田忍をやらせていただきます田中要次です。自分なのか役なのかよくわからない状況になってきまして、今回「純と愛」の出演依頼をいただきまして、今までも何度か連ドラに出させていただいているのですが、まさか記者会見を受けるような役だとは知らずに、昨日確認したばかりで非常に舞い上がっております。
昨年、遊川さんの書いた本のドラマで非常に興奮しておりましたひとりでありまして、まさかこのドラマでご一緒になれるとは思いませんでした。非常にいろんな期待でわくわくしております。なんか『里や』はこんな感じで覇気のない人達が集まっておりますが、朝ドラの異端と言われているこのドラマが更に異端の魅惑を増して「なんだこれは!」と話題になってほしいと思っております。頑張ります。よろしくお願いします。
『里や』の従業員・宮里羽純役の朝倉あきです。どうぞよろしくお願いします。従業員と言いつつもこんなジャージ、真っ黒[なスカート姿]、媚びの一つも愛想の一つもない従業員の役ということで、私自身も最初とても戸惑っていたんですけれども、[脚本の]遊川さんと最初に少しお話ししたときに「どんな風になるんでしょうか?」とお聞きしたところ、本当にいろいろなお話を伺いまして、この先こんな雰囲気の中でも“愛”がまた滝のように流れだすような展開になる予感がして、思わずその場で涙を流してしまいました。がんばります。
ほとんど、昨日が皆さん初対面という感じで今日の撮影になったんですけれど、皆さんこんな衣装で、だいたい見たら予想できると思うんですが、とっても良い雰囲気で、初日なんですけどすごくあったかくてですね。この間までオオサキプラザホテルの大きいロビーのセットで撮っていたんですけれど、また全然違うこのセットに私は興奮して、そして新しいメンバーと会って、すごく初心に帰るというか、また違う話を撮り始めたような気持ちになっています。すごく暖かくて楽しみな話ができあがるんじゃないかと今からわくわくしています。よろしくお願いいたします。
本来であれば、ずっと撮影を続けていた純と愛(いとし)が、物語を引っ張っていったり、この撮影において皆さんを先導するような立場であるべきなのかもしれませんが、今日、一緒に撮影させてもらって、[新キャストの]皆さんのキャラクターがほんとうに面白くて、もともと大正区に住んでいるこの人たちの世界にぼくら二人[純と愛]が訪れるという設定ですので、[ぼくら二人が先導するのではなく]皆さんの中に入って巻き込まれて行こうと、今ぼくは思っています。新しいドラマが始まる、純と愛の2人の中でもあたらしい物語がスタートする、という予感が今しています。わくわくするような戸惑いがあり、いろいろな感情がぐちゃっとしたような、今の感じを楽しんでいけたらなと思っています。あらためてよろしくお願いいたします。