<逗子女性殺害>悪質メールで署に相談
毎日新聞 11月8日(木)0時52分配信
神奈川県逗子市のアパートで6日、男が元交際相手を殺害し自殺したとみられる事件で、殺されたフリーデザイナーの三好梨絵さん(33)が、死亡した東京都世田谷区の元非常勤講師、小堤英統(こづつみひでと)容疑者(40)からの嫌がらせメールについて、県警逗子署に3回相談していたことが分かった。同署は今年3〜4月の被害以降、三好さん方周辺のパトロールを続けていたが、立件はできないと判断。県警は対応に問題がなかったか検証を進める。
同署によると、三好さんから相談を受けたのは10年12月、11年4月、今年4月の3回。11年の相談後、小堤容疑者をメールで脅迫した容疑で逮捕し、三好さん方に監視カメラや緊急通報装置を設置し警戒していた。
更に今年3月下旬に小堤容疑者からのメールが再開して以降、県警本部とストーカー規制法違反などでの立件を検討。しかし文面が「別の男と結婚するのは契約不履行。慰謝料を払え」など明白な脅迫でないことなどから見送り、三好さんも「メールが来なくなったので静観したい」と署に申し出た。
同署は4月以降に少なくとも146回、三好さんの自宅周辺をパトロールしたが、7月25日を最後に三好さんと連絡を取っていなかったという。
一方、小堤容疑者の母親(68)は7日、報道各社の取材に「1人で死んでくれれば良かった。相手の人も巻き込んでしまい、本当に申し訳ない」とやつれた様子で語った。母親によると、小堤容疑者は三好さんと別れた時にショックを受け、三好さんの結婚を人づてに知って恨むようになった。一方で、うつ症状が悪化し「生きていても仕方ない」と言って3回自殺未遂を起こしたという。【山下俊輔、山田麻未、宗岡敬介】
最終更新:11月8日(木)1時22分
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