'12/11/11
「映画だけでは厳しい」休館
周南市銀南街の映画館「テアトル徳山」を運営する毎日興業(周南市)の森本文矢社長(64)はこのほど、同社で記者会見し、テアトルが12月28日で休館することを正式表明した。
森本社長は「(複数のスクリーンを持つ)シネマコンプレックスが各地にでき、映画興行だけでは非常に厳しくなった」と休館理由を説明した。
テアトル徳山は1967年開館。97年度には「もののけ姫」や「タイタニック」などヒット作の上映が重なり、約12万人の来館を記録したという。しかし、昨年度の入館者数はその10%の約1万2千人まで落ち込んでいた。
客足が伸びなかった原因について、単一スクリーンで客層を絞りにくかったこと、駐車場の確保が難しかったことなどを挙げた。
休館後の利用については、イベントやライブができる貸しホールとする考えを示した。
【写真説明】テアトル徳山の休館について会見する森本社長