世界最大級の帆船日本丸（２５７０トン）が広島市南区の広島港宇品外貿埠頭（ふとう）に寄港し、10日、乗船している実習生１１２人が帆を張る訓練を披露した。11日は船内を一般公開する。

　実習生は高さ47〜55メートルの４本のマストに登り、約１時間で36枚の帆を張った。見物した家族連れたちは訓練の様子をカメラに収め、歓声を上げた。

　日本丸は独立行政法人航海訓練所（横浜市）に所属し、９日に２年ぶりに広島港に入った。13日朝まで停泊する。

　11日は午前９〜11時と午後１〜３時、船内を無料で公開。近くの宇品波止場公園では、広島県内外の特産品の販売や和太鼓などのステージもある。

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【写真説明】訓練後、３６枚の帆を張った日本丸