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【グラニュース】


田口、独り立ち宣言

2012年11月12日 紙面から

トークショーで一人暮らしについて語るグランパスのMF田口(右)。中央はMF金崎=愛知県豊田市のトヨタ生協メグリア本店で

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 名古屋グランパスのMF田口泰士(21)が11日、愛知県豊田市のトヨタ生協メグリア本店で、MF金崎とともにトークショーを行った。田口は今秋寮を出て一人暮らしを始めたことを告白。公私ともに完全に独り立ちした田口が、出場停止明けとなる磐田戦(17日・ヤマハ)を勝利に導く。

 ブレーク中の田口の告白に、会場の7割を占めた女性ファンが興味津々で聞き入った。「最近一人暮らしを始めたんです。ボクは沖縄出身なので、ゴーヤーチャンプルを作りました。味はちょっと濃かったけど、まあ、うまくいきました」。笑顔で自炊生活の一部を紹介した。

 グランパスでは入団する若手はまず寮に入り、主力級に育つにしたがって退寮するのが慣例。ルーキーイヤーから活躍したかつての本田圭佑は1年目のオフに寮を出た。田口は4年目の今季、一気にレギュラーの座を奪取。“退寮の条件”を満たしたことで、一人暮らしの道を選んだ。

 サッカー選手にとって、食事はピッチ上でのパフォーマンスに直結する。寮に残ればこの面での心配はいらないから、一人暮らしはプロとしての自覚の表れでもある。田口は「料理は結構作ります。ゴーヤーチャンプルは簡単な方。(沖縄名物の)ソーキそばも作りました」と胸を張る。包丁さばきは巧みのようだ。

 巣立ちのときを迎え、サッカーへの探求心も増す一方。前節のFC東京戦は累積警告で出場停止だったため、試合の様子はスタンドからつぶさに観察。「自分が入ったら、ボールを落ち着けるような役割を果たさないと」と自らの仕事を再確認した。トークショーの締めくくりに、ファンに向かって「Jリーグは残り3試合全部勝つ。ACLの出場圏内(3位以内)を目指します」と宣言した。新・司令塔がラストスパートの原動力になる。 (木村尚公)

◆金崎、先輩の貫禄十分

 約350人のファンで埋まった会場を軽妙なトークでわかせたのがMF金崎。サッカー選手以外ではどんな職業に就きたかったかと問われると、「公務員。それも地方公務員。ボクのお父さんもそうですから」と意外な答え。コーヒーの話題になると黒い服装の田口を指し、「コイツはブラックが好きでしょう」とニヤリ。先輩の貫禄十分だった。

 

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