福島第一原発事故で出た放射性物質を含む汚泥や焼却灰の最終処分場候補地が、栃木県に続き茨城県でも提示された。
栃木県は矢板市、茨城県は高萩市である。
矢板市では、最終処分場の建設に反対する全市的な組織「指定廃棄物最終処分場候補地の白紙撤回を求める矢板市民同盟会」が市区長会や商工会、農協など約60団体、市民ら約1500人が参加して設立された。
遠藤忠・矢板市長は、「今こそ問題の重大性を認識し、市民一人一人がこの事実を受け止め、どう対処すべきか真剣に考えてほしい。今こそ市民力を発揮する時」と強調された。
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/local/news/20120924/882671
矢板市選挙区の斎藤淳一郎県議は、事前説明なしに候補地を提示した国に冷ややかな目を向ける一方で、県の姿勢も批判。
「県が国の方針に対して物わかりが良すぎたから、現在の混乱を招いているのではないか」と指摘した。
http://mainichi.jp/area/tochigi/news/20120927ddlk09040284000c.html
矢板市では、環境省から事前説明がなかったことについて地元が反発し混乱を招いた。
そのため、茨城県には事前打診し公式提示の前日の26日、高萩市に概要を説明した。
しかし、草間吉夫・高萩市長は27日、「寝耳に水であり、断固反対。国の進め方に憤りと不信感を抱かざるを得ない」と受け入れ拒否の姿勢を強く示した。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG2702Y_X20C12A9CR0000/
私は、そもそも国は間違っていると思う。
この指定廃棄物の最終処分場建設の話を持ち出す前に、政府は国民に対して謝罪をすべきであると考える。
例えば、・・・
国策で進めてきた原子力発電は、一度事故が起きれば我々人間の手に負えない怪物となる。 ふるさとに帰りたくても帰れず、今まで人々が作り上げてきたものを全て台無しにし、取り返しのつかないことになる。また、多くの国民に恐怖を与え、国民を分断することにもつながる。 政府は福島第一原発事故を深く反省し、もはや人間のおごりであった原子力発電から完全に手を引くことにした。 国民の命・健康とカネとどちらが大事かを考え、政府は国民の命・健康を第一とすることを改めてここに誓う。 2030年とは言わずに、それよりももっと早い段階で原発をゼロにできるよう政府は全力で手を打っていく。 これを国民に対し約束する。 その上で、国民の皆様には是非協力をして頂きたい。 福島第一原発事故で放出された高濃度の放射性物質が、福島県を中心に東日本各都県に汚泥や焼却灰などの形で大量に保管されている。 現在は焼却施設などに一時的に保管しているが、国民の健康を考えるとこれをいつまでも放置することはできない。 二度とこのような原発事故を繰り返してはならないと、政府は原発を放棄することを決意した。 地元住民の皆様にはご心配をおかけするが、国の責任で放射能管理をきちんと行い万全を期すので、何卒最終処分場の受け入れにご協力頂きたい。 |
というように、まず原発との決別を明確にし、その後最終処分場受け入れを国民にお願いすべきだ。
国民も、このことをもっと強く要求しないといけないと思う。
「どこかが引き受けなくてはならないから引き受ける。」などと述べている場合ではないと私は思う。
国が原発との決別を明確にしないのであれば、最終処分場の受け入れなどしてはいけないと私は思う。
いつ再稼働に踏み切るのかもわからないようなフラフラした状態で、よく国は最終処分場の候補地提示などできるものだ。
国民はもっとこのことを強く国に主張すべきだと思う。
交換条件を国に突きつけるべきだ!!!
東海林様
コメントありがとうございます。
東海林様の仰るとおりだと私も思います。
原発から一刻も早く手を引き、新たなステージへと進むべきだと思います。
指定廃棄物の最終処分場問題は深刻です。
使用済み核燃料や高レベル放射性廃棄物の最終処分場となったらどこを探しても手を挙げるところなどないでしょう。
指定廃棄物の最終処分場問題は、本来であれば東電が全て責任を負わねばならない問題だと私は思います。
国策で進めてきた原発なので、国が代わりにやっているのでしょうが、私は交換条件を国に突きつけ、その交換条件を全て国が飲まなければ受け入れないという断固とした態度で我々国民はのぞむべきだと思っています。
その交換条件とは「原発との決別」です。
単なる言葉だけではダメで、即時決別のための行動に国が出なければ認められないと私は思っています。
まず国が原発との決別の第一歩を踏み出し、それを確認するということから始めないといけないと思います。
コメントありがとうございます。
私、古性の個人的な考え、意見等を書かせて頂いております。
リリウムの会としての主張ではありません。
確かにブログのタイトルが「リリウムの会常総支部」ですので、リリウムの会としての発言かと思われてしまいますね・・・。
リリウムの会に迷惑をかけてしまうといけないので、タイトルの変更も検討していかないといけないと思っています。
しばらくお時間を下さい。
圧力をかけられるほどの大きな組織では無い事が分かると思います。
市民が当たり前の事を主張する事を圧力団体というのは、とんだ言いがかりもいいところですね
圧力団体と言われるのは、原発を稼働させようと脅迫しているのと同じような経団連の様な事を言うんでは無いでしょうか?
コメントありがとうございます。
市民として、国民として勇気を持ってこれからも声を上げていこうと思います。
あぁ、勇気がわいた!!!