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県警は26日、ことし9月の「家出少年および福祉犯被害少年等の発見保護活動強化月間」の実施結果を発表した。期間中、少年が巻き込まれた犯罪の摘発数は117件で、2011年に比べ30件減少したものの、わいせつ行為などによる児童福祉法違反が同12件増えるなど悪質性の高い犯罪が増加した。
同月間は、子どもたちが福祉犯罪に巻き込まれやすい夏休み明け後の9月の1カ月間、少年保護などを目的に県警が設定している。
県警によると、少年が被害者となった犯罪のうち、児童福祉法(12件)、児童買春・児童ポルノ法(11件)、風営適正化法(9件)違反での摘発が増加。性的被害に遭った21人のうち、14人が中学生、7人が高校生だった。
また、8、9月の少年補導は、過去最多を記録した昨年から約2700件減少し、7400件だった。
県警少年課は「学校、地域、家庭が一体となり、声掛けを行うなど子どもたちを見守ってほしい」と話した。