五輪開催都市決定まで300日 東京でセレモニー11月11日 13時58分
2020年夏のオリンピックの招致を目指す東京の招致委員会は、開催都市決定まであと300日となったのに合わせて、11日から1週間、招致活動のPRイベントを行うことになり、東京・渋谷で11日、記念のセレモニーが行われました。
2020年夏のオリンピックとパラリンピックの開催都市は来年9月、アルゼンチンで開かれるIOC=国際オリンピック委員会の総会で決まることになっていて、東京の招致委員会はライバル都市に比べて低い国内での支持率を課題に挙げています。
開催都市の決定まであと300日となった11日、招致委員会では東急東横線の渋谷駅で記念のセレモニーを行いました。
セレモニーでは、11日から年末にかけて運行する招致活動のマークを付けた電車がホームに到着し、ロンドンオリンピック、ボクシングの男子ミドル級で金メダルを獲得した村田諒太選手が、「東京はほかの都市に唯一、支持率で負けていると思います。強い日本をアピールして一緒に東京でのオリンピックを勝ち取りたい」と駅の乗降客に呼びかけました。
また、ロンドンパラリンピックの競泳で2つの銅メダルを獲得した鈴木孝幸選手も、「オリンピックの選手に負けないくらいパラリンピックの選手が努力している姿を皆さんの目に焼きつけてもらいたい。そのためには東京でぜひ開催してもらいたい」と訴えました。
招致委員会では11日から1週間、都内各地でさまざまな催しを開き、招致への機運を盛り上げたいとしています。
“支持率 上がっている”
1週間にわたって招致活動のPRを行うことについて、東京の招致委員会の副理事長でJOC=日本オリンピック委員会の市原則之専務理事は「IOC=国際オリンピック委員会による国内支持率の調査が年末から年始にあることを想定して、今この時期に国民や都民の支持を高めたいと活動している。支持率は少しずつ上がっているし、日本人の気性としてそんなに一気に盛り上がることはないと思うので、こつこつ活動を続けている」と述べました。
また、市原専務理事は、東京都の石原前知事の辞職による招致活動への影響について、「辞職は残念なことだが、われわれは影響のないようにオールジャパンの体制で招致活動を頑張ってやっているので、大丈夫だと思います」と述べました。
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