現役トレーダーが明かす年収5000万円!「外資系金融の図太いヤツら」

2012年11月09日(金) フライデー

フライデー経済の死角

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何とも殺風景なリビング。PCモニターは4つある。「著書を執筆する時に、手伝ってくれるスタッフ用」

ユニクロ好きのドケチ

インタビューに答える藤沢氏。今最も興味があるのは本を書くこと。カノジョはいないが、「気にならない」

 会社の社員への配慮は羨ましいばかりだが、藤沢氏が同書で指摘している外資系金融マンの図太さの一つも、合理的すぎる金銭感覚、その「ドケチ」ぶりだ。

「職種による違いはあるけれど、特に僕らトレーダーは、仕事でちょっとでも安く(株・債券などを)買うことばかり考えているからか、ケチが多い。僕もこれまでに買った一番高価なものは、当時20万円ぐらいだったシャープの40インチ型の液晶テレビです。ファッションもジーンズとスエット。以前、接待でミシュランの三つ星レストランに会社の同僚と行った時は、ドレスコードにひっかかってしまった。もちろんファッションが趣味の人もいるけれど、なぜかトレーダーにはユニクロ好きが多い(笑)。無駄と思うものには1円もかけないんですよ」

 合理的金銭感覚といえば、「ド派手接待」も有名。投資銀行は金融商品の買い手である生保やヘッジファンドなどの機関投資家(ファンドマネージャー)が最上客で、その接待がハンパではない。

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