第2部からお読みになりたい方は、49話からお読みください。
第3部からお読みになりたい方は、91環からお読みください。
亜由美が、剛介と再会したのは、四月の下旬だった。大学に入って、同時に一人暮らしも始めていた。毎日が、あっという間に過ぎていく。真新しい建物の、真っ白な廊下を気分よく歩いていたら、思いがけず、ふいに目の前にドアが開いたように、亜由美はそこにぶつかってしまった。
「亜由美だよね」
ギクッとした。
剛介は、三つ年上だったはずだ。剛介は引っ越したのか、姿を完全に消していた。
いくつも大学がある東京の、まさかこの大学にいるとは、思いもよらないことだった。
「メガネをしているから、別人かと思っちゃったな」
脂ぎった顔。ぼさぼさの髪。あの頃よりも太ったようで、体重は百キロ近いのではないか。不健康そのものに見える。
「また会えたね。びっくりだよ」
「すいません」
「忘れたの、オレのこと?」
「忘れました」
亜由美の手が伸びて、剛介の頬を叩こうとしたが、届かなかった。両手ともに剛介に掴まれ、体が密着するほど引き寄せられる。
「お嬢様のようなカッコしちゃってさ」
「放してください」
広いキャンパスには、公園のように木々が植えられ、芝生がはられていた。人影はまばらだった。次の講義がもう始まっているのだ。
「なにするんですか」
「おまえ、そんなこと言える?」
ふと亜由美は、剛介の手の力が緩んだと感じて、思い切り振り切った。簡単に自由になれた。
「これは運命なんだ。期待に体が震えるちゃうんだろう? スケベな汁が、いっぱい出ちゃうんだろう?」
金縛りになっていた体が、少し動き出す。
「逃げてもムダだよ」
剛介は笑った。
●本稿は、公開期間終了につき、ダイジェストとなっています。
完全版は、小説「亜由美」第一部「東京のいつかどこかで」を参照ください。
●【小説『亜由美』第一部】直リンクです
ポチッとクリックお願いします
★続々刊行! 独特のSM世界「荒縄工房」★
★隷獣 郁美モノローグ版★女子大生がケモノとして飼育される
山ガールを楽しんでいた郁美は、同級生の有希恵に「隷獣」としての素質を見出され、山小屋でケモノに堕ちるための調教を受けるのだった……。伝奇SM小説『隷獣』は、郁美のモノローグに書き改められ、ブログにはない結末が追加されています。
★小説『堕ちる』特別編★OLが自虐の果てに見たもの
ブログに連載したものを加筆修正の上、未公開の部分を追加しました。主人公はこのあと壮絶な拷問ののちに人体改造を経て、クリスマスパーティーへと突入します。ぜひ、お手元でゆっくりお読みください。
★小説『堕ちる』Part2 シークレット・バージョン★OLが拷問地獄に堕ちる
無料の「体験版」にある「ご注意」をまずお読みの上、ご購入いただければと思います。
★小説『十二階』第一部★人妻を徹底調教する
とあるマンション。そこに越して来たマゾ妻・千春。夫の決断で同じマンションに住む敏恵に調教を委託することになった。激しくも甘美な調教は、昼夜を問わず若妻を狂わせる……。
女子大生がみんなの淫具に
★小説「亜由美」第一部★女子大生がみんなの淫具に
女子大生が自らのマゾ願望によって、調教されていく。この第一部では、処女喪失からはじまってタップリ、被虐を味わうことになります。