新潟−長野を結ぶＪＲ飯山線で１０日、４０年ぶりに蒸気機関車（ＳＬ）が復活した。ＪＲ東日本が地域振興策の一環として新潟県十日町市の要望に応えた。

　午前８時５１分、長岡駅を出発したＳＬ臨時列車快速「ＳＬ信濃川ロマン」は、越後川口で上越線から飯山線へ入った。黒煙を吐きながら信濃川沿いを行くＳＬは、沿線で構えるカメラの放列に見守られながら快走。午前１１時１８分、定刻通り十日町駅の１番線ホームに到着した。

　ホームでは、４０年ぶりに復活したＳＬの到着を祝って同市の関口芳史市長と泉田裕彦知事がくす玉を割って歓迎した。

　ＳＬは１１日も運行され、十日町駅東口の駅前通りではさまざまなイベントが開かれている。【神田順二】