今回は、サラリーマン諸氏にインパクトのある話題を取り上げよう。詳しい説明は後に回すとして、まず自分の年金がどうなっているのかを調べて欲しい。
年金制度は国民年金(1階)、厚生年金(2階)、企業年金(3階)の3階建て構造になっている。企業年金加入者の場合、「厚生年金基金」「確定給付企業年金」「確定拠出年金」などいずれかに該当するので、会社の人事・総務の担当者に聞いたり、退職金規程などを確認して頂きたい。
今回の話題の対象になるのは「厚生年金基金」に加入している人たちである。加入者なら給与明細書に厚生年金基金の控除があり、厚生年金基金だよりが届いているはずだから、すぐに自分が該当していることがわかるはずだ。この厚生年金基金を10年後に廃止する方針を厚生労働省が決定、加入者の退職後の人生が大きく変わる可能性が出てきたのだ。
企業年金の歴史を振り返ると、当初は1966年からスタートした厚生年金基金と1962年からスタートした税制適格年金がほとんどだった。1990年代半ばまでは、厚生年金基金と税制適格年金の運用は順調だったが、デフレ経済になって運用難に転落した。確定給付型、つまりは年金給付額を約束しているのに運用成績が上がらなかったからだ。
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