島っ子ガイド:子どもたちが島をガイド 漁港や灯台、漁村探訪など5コース 鳥羽・菅島小が参加者募集−−11月10日 /三重
毎日新聞 2012年09月12日 地方版
◇道中、歌や踊りも披露
子どもたちが島を案内する「島っ子ガイド」を開いている鳥羽市菅島の市立菅島小は、全校児童27人がガイドを務める初めてのフェスティバルを11月10日に計画、参加者を募集している。学年に合わせた5コースを予定しており、当日は島中に子どもたちの名調子が響きそうだ。【林一茂】
島っ子ガイドは5年前、着任2年目だった広川清治教諭(47)によって始められた。「離島ゆえのコミュニケーション力の弱さ、あまりにも島を知らなさ過ぎる」ことに驚き、これを克服する手段として誕生した。
総合学習の時間を利用し、3〜6年生が島内を探索、菅島灯台や漁港、島に残る言い伝えなどを調べ、観光客や研修生らのガイド役を買って出た。調べた内容を図表やクイズ形式で表すなど好評を博し、年間約10回、100人を案内している。
今回初めて全校児童による島っ子ガイドを計画したのは、もっと多くの人たちを案内したいとの思いが強まったからだ。これまでは平日のため参加者が少なかったが、開催日を土曜にして、全児童の2倍を目標にした。