タイトルTWINS' LINK
作者林マリオ
初出ラッツ 2000年4月号(司書房 税込360円)
収録本マリオチャンネル(司書房 税別857円)
裕樹,学生(高校生?),経験不明(たぶん童貞)
由菜,学生(高校生?),処女
膣内射精
避妊なし
内容  双子の兄妹裕樹と由菜は、互いの感覚が相手に伝わるという不思議な繋がりがあった。今までは仲よく過ごしてきたが、最近問題が起こりつつあった。つまり性感まで相手に伝わってしまうということ。今日も由菜が日記をつけていると、裕樹が性的な夢を見た為、それが興奮として伝わってしまう。激怒した由菜は兄を叱る。そんな由菜に裕樹は逆ギレし復讐を誓う。由菜が電話しているのを見計らい、裕樹はオナニー開始。由菜は電話どころでなくなる。電話を切り、自分もオナニーして逆襲する由菜。お互いにオナニーし、その感覚が伝わってしまう為、今までにない快感に震える二人。我慢できなくなった由菜は裕樹の部屋へ。焦って謝る裕樹に、由菜は潤んだ瞳で裕樹を求める。由菜はフェラチオし裕樹をイカせて満足。しかし裕樹は二人でセックスしたらもっと気持ちいいと、抵抗する由菜を押し倒し、挿入。激しい快感を感じる二人。そしてそのまま膣内射精。事後、「これからはエッチな気分になったら由菜とすればいいんだ」と納得する裕樹に、由菜は複雑な心境だった。
セリフ 妹「あっ 裕樹ちゃん… 由菜の…中に…シャセイしてもいい…よォォっ!!▽」
コメント  兄妹や姉弟又は双子で感覚がリンクするという話はわりと定番。兄妹相姦漫画では粗雑那絵さんの「L.I.N.K.S -妹-」がこれに該当する。よってオリジナリティ溢れる作品とは言えないが、オナニーの仕返し等で工夫をしているし、また最後の一線は拒絶する(快楽の為結局流されてしまうが)所に近親相姦の背徳感もあり、妹も最後は快楽に身を任せて兄に膣内射精を促す等興奮させる部分もあり、近親相姦漫画としてはまとまっている。ただ小さくまとまっている感じで、もう少し突出した魅力が欲しい。
履歴 2000年3月5日作成
2000年10月1日修正(単行本タイトル追加)

タイトルいつか夢みて
作者林マリオ
初出MEN'Sドルフィン vol.10[ドルフィン 2000年6月号増刊](司書房 税込380円)
収録本不明
葉一(よういち),学生(大学生?),童貞
樹香(いつか),学生(中学生?),処女
膣内射精
避妊オギノ式
内容  兄葉一は申し込まれた交際を断る為に妹樹香を恋人として紹介。なんとか対面を保ちつつ断ることができた。しかし樹香はその最中涙を流してしまう。平然と彼女のフリをしなければならなかったが、たとえ偽りであっても葉一と恋人になる夢がかなったから。帰宅後、樹香は涙の理由を語る。一方、葉一が彼女を作らなかった理由も樹香を好きだからと告白。喜びの中、二人は優しく口づけ。葉一は樹香の服を脱がせながらベッドに押し倒し、胸へ愛撫。樹香がフェラチオ。安全日だからと挿入をねだる樹香に、葉一は挿入し、そのまま膣内射精。事後、本当の恋人になれた樹香は、葉一に友人に紹介してとねだる。
セリフ 妹「いつも夢見てた… "妹"じゃなく一人の女の子として好きな人の横にいるこの瞬間… たとえそれが偽りでも…」(心の中)

妹「あ…あたし お兄ちゃんのこと好きだもん…だから濡れちゃうんだもん………」

コメント  兄の恋人になりたかった妹と、妹を愛していた兄が結ばれる話。奇を衒ってなく、まっとうな内容。しかし妹が恋人と紹介されて涙してしまうとか、結ばれた後の「今度は彼女らしくできる」という嬉しくも誇らしげな態度等、妹好きの読者をくすぐる描写が素晴らしい。ロングの花柄スカート、腰まである髪をリボンで束ねと、いかにも処女という姿がいじましい(笑)。ただ、安全日云々は興醒めだが(毎度の主張)。絵はさほどうまいわけではないが、妹の喜びの表情は美味しい(笑)。全体的に強力な魅力を放っているわけではないが、可愛らしい佳作といったところ。
履歴 2000年4月30日作成

タイトル妹はメイドさん? メイドは奴隷?
作者林マリオ
初出ドルフィン 1999年11月号(司書房 税込360円)
収録本マリオチャンネル(司書房 税別857円)
姓名不明,年齢不明(大学生?),経験不明
姓名不明,学生(高校生?),処女
膣内射精×
避妊膣外射精
内容  文化祭で劇をやるからと、メイド姿で兄の部屋に入ってくる妹。隠れメイドマニアだった兄は「ご主人様」の一言にノックアウト。しかし理性を振り絞ってメイドの特訓をすることに。兄は妹に目隠しをし、反抗を許さないと宣言。妹はしぶしぶながらも従うが、兄に愛撫されると感じてしまう。あまりの快感におしおきを求める妹。兄は妹に挿入し、膣外射精へ。その後、すっかりハマってしまった妹はメイド姿で兄の部屋を訪れるようになった。
セリフ 妹「おにいちゃんに…こんなことされるなんて…」
コメント  妹の方はまだ上記セリフもあって近親相姦的雰囲気もあるのだが、兄は根っからのメイドマニアなので近親相姦的雰囲気はなく、その背徳感に対する苦悩も全くない。そしてオチに至ると妹の方も全くメイドにハマってしまったわけで、その意味でこの作品は兄妹ものと言うよりメイドものと言えるだろう。メイド姿の妹は凛としていて美しい。
履歴 1999年9月26日作成
2000年10月1日修正(単行本タイトル追加)

タイトルディクテイターお兄ちゃん
作者林マリオ
初出MEN'Sドルフィン vol.6[ドルフィン 2000年2月増刊号](司書房 税込380円)
収録本マリオチャンネル(司書房 税別857円)
姓名不明,年齢不明(高校生?),非童貞
ユキ,年齢不明(中学生?),非処女(初体験の相手は兄と思われる)
膣内射精たぶん○
避妊なし
内容  妹ユキの電話を盗聴し、友達から告白された事を問い詰める兄。ユキは抗議するが、兄は無理やり抱き締めキスする。二人は近親相姦の関係にあったが、ユキはいつまでもこの関係が続くわけはないからと告白に気持ちが傾いていた。しかし兄の強引な愛撫に濡れてしまい、いつしか自ら体を開く。そして膣内射精。朝、兄を起こすユキ。ユキは録音機を取り出すと、兄が自分にベタ惚れの寝言をしていたのを聞かせる。強気な態度と裏腹に、実はベタベタに惚れていることがバレてしまった兄は何も言えず。
セリフ 妹「お兄ちゃんのこと好きだけど… いつまでもこんな事してたらダメなんだもん… だから…だから…っ」
コメント  4ページの短編。これだけ短いと内容に凝る余裕はないはずなのだが、近親相姦の背徳感(妹は近親相姦を止めようとする)を入れながら、録音をネタに手堅くまとめている。妹に対して強気な態度の兄が、実はベタベタに惚れているというオチが楽しい。絵柄も可愛らしくて良い。余談ながら、録音機がMP3マシン(NOMAD)というのが今風だ(笑)。
履歴 1999年12月26日作成
2000年9月17日修正(単行本タイトル追加)

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