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慰霊の火、天へ 地元産カヤ復活26本 須賀川松明あかし

夜空を焦がす松明=10日午後7時ごろ、須賀川市

 日本三大火祭りの「須賀川松明(たいまつ)あかし」が10日夜、福島県須賀川市の五老山で開かれ、大勢の見物客が燃え上がる火柱に見入った。
 午後6時半ごろ、長さ約10メートル、重さ約3トンの本松明に着火。残りの松明にも火がともされ、夜空を赤く染めた。火の粉が盛大に舞い、見物客から歓声が上がった。
 松明の材料は、福島第1原発事故の影響で昨年は使えなかった地元産のカヤ。昨年より4本多い計26本が並んだ。
 松明あかしは1589(天正17)年、伊達政宗に滅ぼされた須賀川城主の二階堂氏や家臣らの霊を慰めるために始まったとされる。


2012年11月11日日曜日


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