しまっていこー!

おかむらあきこの雑録。

April 2011

初節句、花見

りよの初節句写真をスタジオに撮りに行きました。
思えば震災の数日前だったのですね・・・。

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これは先日の統一地方選挙の日。
近所の公園にて桜を愛でるマコ。

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自粛してるぐらいが花見の風情としてはちょうどいいかも。
バカ騒ぎを見るのはうんざり。それにしても金髪小学生が多くてびっくりしました。さすが川崎・・・。


もうすぐ仕事に復帰なのでりよは慣らし保育中です。
一週間ぐらい保育園ではミルクを飲まないというハンガーストライキ状態でひやひやしましたが、今日はあきらめて飲んでくれたようで先生も私もほっとしました。

それにしても今日は揺れましたね。
いつまでびくびくして過ごせばよいのやら。



たんすに眠っている楽器、譜面台等を寄付しませんか!

楽器経験者の方、ぜひご一読ください。
宮城県吹奏楽連盟が被災した学校への楽器や譜面台等を寄付する「宮城県楽器B A N K」を開設されました。
吹奏楽部で使用する楽器を一から揃えるには非常にお金がかかります。
昔吹いていたけどもう吹いていない楽器などを被災した学校のために役立てませんか?
譜面台、マレットやリードなどもOKだそうです。

詳しくはリンク先をご覧ください。
私も譜面台などを送ろうと思います。

http://www.ajba.or.jp/miyagi/osirase/gakkibank.pdf

混乱の中で

地震酔いからもようやく解放されてきたような気がする今日この頃です。
何度も押し寄せる揺れ、国家そのものが安定を失って揺れている状況は感情も大きく揺さぶって、こころが暴走したり停滞したりあっちへ行ったりこっちへ行ったりで疲れている人も多いのではないでしょうか。

ウェブで人々の発言を見ているうちに大きなふるいを見ているような気がしていました。
極端な状況を受け入れて行く過程で、その人を構成する大きな砂粒がふるいの上に現れてよく見えてきたのです。
ああ、あの人はこんなことを言うのか、こういうことに拠って立つのか、等。
あくまで印象ですけど、その人の持っているコアの部分がより浮き出したというか。
心の混乱を収拾するためにはたくさん聞きたくさん語らなければならなかったから。
そして何かしらの行動を求められたから。
そのときの言葉や行動に自分の思想があるのか、誰かの追従をしているのか、雰囲気に飲まれているだけなのか、案外あとになっても他人はそれを思い出してその人を評価するんじゃないでしょうか。

* * *

ところでACの広告効果で金子みすずがまたブームになっているようですね。
小田嶋隆氏は日経のコラムでこんなことを述べていました。

結論を述べる。
 苦難の時にあって、われわれは詩を書くべきだと思う。
 もう一度、詩の言葉を思い出して、想像力を蘇らせなければならない。
 書くのが無理なら、他人の詩でも良いから、気に入った詩を暗誦すべきだ。
 廃墟に詩を。



こう見えても一時期ラジオで詩の番組をやっていましたので、ひとつ詩をご紹介したいと思います。
この状況においてはとても考えさせられる詩です。

「くり返す」 谷川俊太郎

くり返すことができる
あやまちをくり返すことができる
くり返すことができる
後悔をくり返すことができる
だがくり返すことはできない
人の命をくり返すことはできない
けれどくり返さねばならない
人の命は大事だとくり返さねばならない
命はくり返せないとくり返さねばならない

私たちはくり返すことができる
他人の死なら
私たちはくり返すことはできない
自分の死を


 ―『谷川俊太郎詩選集1』集英社文庫 より










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