日本選手が長期のオフを取ることは少ないが、海外選手ならば1カ月ほど休むのは珍しくない。浅田も国内外の旅行をして、スケートから離れた生活を送った。
その間、多少の自主練習はしていたものの、本格的にスケートを再開する気持ちにはなれない。スケートを辞めたいと思う時期さえあったというが、7月末のアイスショーが近づいてきたころ、気持ちに変化があった。
「このままこうしていても自分のためにならない。『自分は何しているんだろう』という気持ちになって練習を始めたんです。最初は、自分の気持ちを頑張ってスケートに向かせながらの練習でした」
練習に行けば「何をしてるんだろう」。スケートから離れれば「何をしてるんだろう」。どっちに転んでも明確な目標が見つからないまま、しかしスケートを捨てることもできなかった。
■従来どおり基礎から厳しい練習
リンクに戻ってきたまな弟子を、佐藤コーチは温かくというよりは、愛情のある厳しさで迎えた。佐藤コーチは語る。
「従来のオフどおり、全てのことを基礎からやり直しました。かなりプレッシャーをかけて、甘やかしませんでしたよ。甘やかしてもどうにもならない。厳しい世界だから」
休みは無期限と言っていたものの、いざ戻ればいつも通りの厳しい練習。むしろ休んだ代償で「しばらくは感覚が戻らなかった」という浅田は、毎日4時間以上の練習をひたすらこなした。
SPの曲は「アイ・ガット・リズム」、フリーは「白鳥の湖」に決まり、振り付けも終えると、練習はさらに密度の高いものへと移っていった。
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| 川崎 | 4 (終了) 2 | 浦和 |
|---|---|---|
| 柏 | 2 (終了) 2 | G大阪 |
| 名古屋 | 1 (終了) 0 | F東京 |
| 大宮 | 0 (終了) 0 | 鹿島 |
| 広島 | 3 (終了) 0 | 札幌 |
| 清水 | 0 (終了) 1 | 新潟 |
| 鳥栖 | 3 (終了) 2 | 磐田 |
| 神戸 | 1 (終了) 2 | 横浜M |
| 仙台 | 1 (終了) 1 | C大阪 |
| 新潟 | 0 (終了) 2 | 鳥栖 |
|---|---|---|
| F東京 | 5 (終了) 0 | 札幌 |
| G大阪 | 1 (終了) 1 | 広島 |
| 磐田 | 1 (終了) 1 | 仙台 |
| 鹿島 | 1 (終了) 2 | 清水 |
| 柏 | 1 (終了) 4 | 大宮 |
| 名古屋 | 1 (終了) 1 | 横浜M |
| 浦和 | 0 (終了) 0 | C大阪 |
| 神戸 | 3 (終了) 3 | 川崎 |
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