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2012年11月10日15時19分

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再生法申請の「日本直販」、決算売上高粉飾の疑い

 テレビ通販の「日本直販」で知られる総通(大阪市、非上場)が、決算の売上高を過去10年以上、実際よりも水増しするなどの粉飾をしていた疑いがあることが分かった。売上高の過大計上は計41億円に上るとの調査もある。オーナー経営者への貸付金10億円の回収も滞っているとみられ、ずさんな経営状況が明らかになった。

 総通は9日、大阪地裁に民事再生法の適用を申請し、保全命令を受けた。負債総額は174億円。コールセンター大手のトランスコスモス(東京都)を支援者として再建を図る方針だ。

 関係者によると、総通は2012年6月ごろに資金繰りが悪化。主力金融機関の京都信用金庫(京都市)など借入先約20行に返済の猶予を求めた。7月ごろから京都信金と再建策を検討。同時に、外部の財務コンサルタント会社による資産査定を受けた。この過程で粉飾の疑いが浮上した。

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