■日本という国が好きですか?アジア10ヶ国の親日度調査
2012年11月6日、アウンコンサルティング株式会社は「
アジア10ヶ国の親日度調査」を発表した。
マスコミが良くつかうフレーズ「
アジアで孤立する日本」的な言葉が空虚なものであることが分かる結果となった。
同調査では韓国、中国、台湾、香港、タイ、マレーシア、シンガポール、インドネシア、ベトナム、フィリピンの10ヶ国を対象に日本に関する5つの設問のアンケートを行ったものである。
まず「日本が好きですか?」という設問に対し「大好き」と「好き」と回答した割合が多い国は以下のようになる。
大好き、好きの多い国TOP31位:ベトナム(97%)
2位:フィリピン(94%)
3位:タイ(93%)
この上位3国を含め、中国、韓国を除く8か国が80%以上の人が日本を好きと回答している。
一方で、
中国は55%、
韓国は36%と低い値になっている。中国で過半数を占める点は意外であるが、
韓国はブレがなく、
大嫌い41%、
嫌い23%と予想通りの結果である。
日本という国について日本人についても同じような傾向がみられる。しかし、
韓国では「日本国」は嫌いだが「日本人」は好きという人が増えてくるようである。
日本人について多くの日本人にとっては、どうでもいい話かもしれないが。
■日本が嫌いなのは特定アジアだけ?
調査期間は2012年10月26日~2012年11月2日の集計となっており、「
尖閣問題」、「
竹島問題」で日中関係、日韓関係が非常に険悪な時期に行われたもののようだ。
それを考えると、特に中国ではもう少し悪い数字が出てもいいかと思う。どうも、中国における「尖閣問題」や「反日」は韓国程徹底していないようだ。
これは、国民性の差で国のやることを今一つ信じない中国人が多いということがあるのかもしれない。
一方で「反日教育」にずっぽり浸かっている韓国という図式も見える。また、「
竹島問題」は利益の問題ではなく、「反日」という
韓国の国是、国家宗教の聖地という面も「
尖閣問題」とは違いがあると言えるだろう。
それでもアジアで日本を嫌っているのは
中国、
韓国、そして今回調査対象となっていない
北朝鮮くらいであることが判明した。
要するに「
特定アジア」だけが日本を嫌っているということがあらためて証明されただけである。
■嫌っているくせに日本に来たい!日本文化好き!
そしてこの中国、韓国にしても、嫌っているなら徹底的に嫌って没交渉にすればいいのである。
しかし「
日本に旅行に行きたいですか?」、「
日本商品・サービスは好きですか?」という設問には手のひらを返した結果が出てくる。
「
日本に旅行に行きたいですか?」という設問に対し、韓国、中国を除く8ヶ国が「とても行きたい」、「行きたい」を合わせ80%になっている。しかし、
韓国が52%、中国が65%と過半数になってくるのである。
日本への旅行について「
日本商品・サービスは好きですか?」という設問に対しては、韓国を除く9ヶ国が「大好き」、「好き」を合わせ80%以上になっている。
この回答では、中国では82%、韓国も67%になっており、日本や日本人が嫌いな割には「日本商品・サービス」が好きという人が多いのだ。
日本の商品・サービスについてこの辺りが、教育で作られた「反日」の限界なのかもしれない。
実体験で作られた感情であれば、この様な結果にはならないであろう。
日本で韓国、中国に対する好感度調査を行ったらどうなるであろうか?
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naka773】

アジア10 ヶ国の親日度調査【2012年11月発表】
http://www.auncon.co.jp/corporate/2012/110602.html