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海外ツアー登山 ガイドライン作成へ
11月10日 5時47分

海外ツアー登山 ガイドライン作成へ
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中国で、万里の長城などを歩く日本人のツアー参加者が大雪で遭難し、3人が死亡した事故を受けて、日本旅行業協会などの業界団体は、国内だけでなく海外のツアー登山を対象にしたガイドラインを年内にもまとめることを決めました。

中国の河北省の山間部で、日本人のツアー参加者が大雪で遭難し3人が死亡した今回の事故で、ツアーを企画した東京・千代田区の旅行会社「アミューズトラベル」は、コースなどについて下見をしていなかったほか、同行した現地ガイドの名前や経験なども把握していなかったことが分かっています。
さらに、観光庁が9日に立ち入り検査したところ、会社側は、コースの選定や気象情報の入手、ツアーを実施するかどうかの判断を、現地の会社やガイド、それに添乗員に任せていたと説明したということです。
下見など、ツアー登山を企画する際の安全規定については、日本旅行業協会などの業界団体がガイドラインをまとめていますが、国内ツアーが対象で、海外ツアーは国によって気象情報の入手方法などが異なるため対象となっていませんでした。
このため業界団体では、海外のツアー登山についても年内にガイドラインをまとめることにしたもので、現地の情報を事前に十分収集したうえで、社員が下見を行うなどとした安全規定を盛り込むことにしています。

旅行会社社長帰国も無言

ツアーを企画した東京・千代田区の旅行会社「アミューズトラベル」の板井克己社長が、9日午後10時半ごろ、北京からの便で羽田空港に到着しました。
空港では、記者団からの問いかけに、一言も答えませんでした。

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