日本サッカー協会は5日、ブラジルW杯アジア最終予選オマーン戦(14日、マスカット)の日本代表メンバー23人を発表。MF香川真司(23=マンチェスター・ユナイテッド)が故障で招集を見送られ、代役としてFW宇佐美貴史(20=ホッフェンハイム)が2011年6月のキリン杯以来の復帰を果たした。だが、アルベルト・ザッケローニ監督(59)は成長力に欠ける宇佐美に対して、厳しい言葉を並べる異例の会見となった。
冒頭で「ゲンキデスカ?」と日本語であいさつした和やかなムードは、宇佐美復帰の話題になると完全に消えた。香川不在でFW宮市亮(19=ウィガン)も故障明けでメンバー外。宇佐美は唯一の話題となったが、指揮官の胸中は複雑だった。
「2年前に宇佐美を見て、年齢と(技術)のバランスに驚いたが、そこから大きく成長していないと思う。もっと成長してほしいし、今やっていることは2年前にできたことをやっているだけだ」と、招集しながらダメ出しを連発する異例の展開となった。
2年前のキリン杯で招集した際、ザック監督は「五輪代表の選手として認識している」とし、純粋な戦力として計算していなかった。そこから宇佐美はバイエルン・ミュンヘンに移籍し、ロンドン五輪にも出場。今季はホッフェンハイムで主力として活躍している。だが、ザック監督から見ればまだ物足りない。
「中盤の左のポジションを担っている選手は高いクオリティーを持っているが、今ひとつ若さを有効利用できていない。他の選手よりも伸びしろはあるが、飛躍的に成長した選手はなかなか見受けられない」と嘆いた指揮官は、宇佐美以外にも宮市や大津祐樹(22=VVV)原口元気(21=浦和)の名前をわざわざ挙げて奮起を促したほど。オマーン戦は勝てばW杯出場権獲得に王手がかかる大事な一戦だが、悩みの種は尽きない。
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