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【特集】LED電球、どれを買う?

東芝「E-CORE(イー・コア) 485/380lm」

〜迷ったらコレ。明るい、軽い、価格も安いLED電球
by 藤原 大蔵

明るいし軽いし安い。フィンレス構造のLED電球

 明るさや軽さ、低価格化が日々進むLED電球だが、東芝ライテックのLED電球シリーズ「E-CORE(イー・コア)」からも、明るくて軽くて安いLED電球がラインアップされている。「スタンダードモデル 485lm LDA7L(以下、485lm)」と、「380lm LDA6L/2(以下、380lm)」の2製品だ

東芝ライテック「E-CORE(イー・コア) スタンダードモデル 485lm(電球色) LDA7L」 こちらは「スタンダードモデル・密閉器具対応 380lm(電球色) LDA6L/2」

 E-COREシリーズではスタンダードクラスに当たる製品だが、明るさについては、どちらも十分にあった。白熱電球と比較した明るさは、日本電球工業会の基準では、485lmは「白熱電球の40W相当」、380lmは「30W相当」という位置づけになる。しかし実使用感から言うと、前者は60W形白熱電球と置き換えても全く遜色無く、後者は40W形白熱電球の明るさを軽く超える印象があった。

 重さについては、どちらも実測で69g。従来モデル「LDA6L」の120gと比べれば、ほぼ半分の軽さになった。従来モデルではあった放熱フィンがなくなり、全体的にツルッとした形状となっている。

 それでいて価格は、485lmでは2,280円、380lmは2,180円と、いずれも2千円台前半で購入できた(価格はビックカメラ)。これよりも安い製品はあるが、大手メーカー製でこの価格、かつここまで明るいものは少ない。LED電球は初期購入費が高いという問題点はあるが、本製品ではそのハードルが低めということになる。

 今回はこの“明るい”、“軽い”、“安い”が三拍子揃ったLED電球について見てみよう。


メーカー名 東芝ライテック
品番 LDA7L LDA6L/2
全光束 485lm 380lm
定格消費電力 6W 5W
口金 E26
光色 電球色相当
色温度 2,900K
平均演色評価数 Ra75
白熱電球と比較した明るさ
(JELMA基準・ランプ単体)
40W形相当 30W形相当
定格寿命 40,000時間
調光器対応 -
密閉器具対応 -
サイズ(高さ×直径) 108×60mm
重量 69g
購入価格
(ビックカメラ.com 4/27時点)
2,280円 2,180円

※60W形白熱電球は三菱電機オスラムの 「LW100V57W2PZ」(2個パック143円で購入)を使用 
100W形白熱電球は日立の15%省電力タイプのソフトシリカ「LW100V85W」(1個パック105円で購入)を使用 
※※
電球形蛍光灯は、2008 年の特集で 総合的に性能の高かった 
パナソニックの 「パルックボール プレミアQ(クイック)」(1,390円で購入)を使用



【基本スペック編】

サイズ比較

 サイズはどちらも実測で108×60mm(高さ×直径)と、すこし大きめの電球といった印象だ。放熱部は、前モデルではデコボコのあるヒートシンクだったが、アルミ製のツルリとした“フィンレス”仕上げとなった。しかし、くびれや半球形のLEDのカバーなど、電球らしい姿は変わらない。口金付近も細いので、多くの器具にすんなりと取り付けられるだろう。

 重量に付いては、従来モデルは100gオーバーだったが、どちらも69gと大幅に軽くなった。これは近年軽量化が進むLED電球の中でもトップクラスの軽さだ。器具への負担は特に少ないだろう。

【E-CORE 485lm】
高さは108mm(中央)。60W形白熱電球(左)より14mmも背が高いが,電球形蛍光灯よりも低い。デコボコが無いスッキリとしたフィンレスの放熱部が特徴。重量は69g
E-CORE 485lm
直径は60mm(中央)で、白熱電球や電球形蛍光灯よりも5mm大きい。光源部は半透明な樹脂製だが、LEDチップは少し透ける程度
【E-CORE 380lm】
高さは108mm(中央)。485lmとまったく同じ
E-CORE 380lm
直径もLDA7Lと全く同じで、違いはない

器具に取り付けたようす

 器具とのバランスはとても良い。放熱部はかなり深く覗き込まない限り見えず、たとえ見えても電球らしい姿。全く違和感なく取り替えられるだろう。LEDチップはほんの少し透けて見えるが、ほとんど気にならない程度だった。

【白熱電球:60W形】
電球の端が少し覗いている程度の角度から撮影した
【電球形蛍光灯】
電球の直径は白熱電球と同じだが、高さがあるため、内側のらせん状の蛍光管が透けて見える
E-CORE 485lm放熱部はかなり覗き込まないと見えない。みえたとしても、電球の先についているようなロゴもあるなど、電球に近い印象だ E-CORE 380lm
485lmと同じ


光の広がりかたと配光性

 光は光源部を中心にほぼ球形に拡散する。全配光タイプではないため、横方向やソケット付近へは光が直接届きにくいが、電球の上に向かって光が遠くまで届く印象だ。

【白熱電球:60・40W形】
ソケットぎりぎりまで明るい。電球を中心に床面に近いところから光が広がっている
【電球形蛍光灯】
白熱電球と同じようにソケット付近も光が届く。しかし遠くまでは光が届かない印象だ
E-CORE 485lm
ほぼ球形に光が拡散しているが、電球の横方向、ソケット付近への光の回り込みは弱め。光自体は遠くまで届いている
E-CORE 380lm
拡散性は485lmと同じ傾向だった

 電気スタンド型の器具に取り付けたところ、光は上方へ強く放たれた。どちらも半球形の大きいLEDカバーがついているものの、スタンドの下方へはあまり光が届かず、器具のシェードも半分も明るく輝かない。器具の雰囲気が活かせないため、このようなスタイルの使い方はお勧めできないだろう。

【白熱電球:60W形】
シェードは中心からまんべんなく光り、シェードの上下からほぼ同じ明るさの光が漏れる印象がある
【電球形蛍光灯】
白熱電球と遜色なく、シェードのほぼ中心からまんべんなく光る。シェードの上下からもほぼ同じ明るさの光が漏れる
E-CORE 485lm
シェード半分から上が明るく輝く一方で、下半分はあまり明るくならず、ムラができてしまう。あまり光が回らない印象だ
E-CORE 380lm
配光性は485lmと同じ傾向だった


明るさ(55cm直下の照度)

 明るさは、どちらも非常に良かった。特に485lmは、直下照度において752lxと、800lxの60W形白熱電球に迫る明るさが得られた。白熱電球から取り替えて、「暗くなった」とはほとんど感じないだろう。

 380lmについても、直下照度は624lxと明るく、467lxの40W形白熱電球を軽く超えている。この値は一般的なLED電球の中でも上位の明るさだ。60W形白熱電球と交換しても、多少暗くはなるものの、まだまだ許容範囲の明るさ感が得られるだろう。

【白熱電球:60W形 800lx】
光源を55mm上方にセットし、直下照度を計測した
【白熱電球:40W形 467lx】 【電球形蛍光灯 475lx】
E-CORE 485lm:752lx】
直下照度は60W形白熱電球に迫る明るさになる
E-CORE 380lm:624lx】
直下照度は624lxと、40W形白熱電球も電球形蛍光灯も、軽く超える明るさだ

 どちらも非常に明るいLED電球で、同等の白熱電球と取り替えても、明るさを我慢することはないだろう。E-COREのラインアップの中では、最上位の「ハイエンドモデル」に次ぐスタンダードモデルではあるのだが、これでも十分に明るい。光の広がりに細かな指摘をしたが、全体的に実使用で十分な明るさが期待できそうだ。


【実使用編】

 ここからは実際の生活シーンに取り付けて、よりリアルな使用での実力を探っていく。なお、密閉器具に対応している380lmは、浴室や密閉型のインテリアライトにも使用した。

玄関

 485lmに関しては、60W形白熱電球から取り替えても、全く申し分ない明るさが得られる。光の拡散性に細かな違いがあるが、器具に取り付けてしまえば問題にならない。380lmは電球形蛍光灯とほぼ同じ明るさになった。どちらも白熱電球とは異なるが、自然で暖かみが感じられる光色で、心地良い。

 どちらを選んでも問題はないが、取り付ける器具が密閉器具でないなら、明るい485lmを推したい。

【白熱電球:60W形】
床面まで光が届き、十分な明るさがある
【白熱電球:40W形】
玄関としては、もうすこし明るさが欲しいか
【電球形蛍光灯】
比較すると色が不自然に感じる。また、点灯して明るさが安定するまで時間がかかる
E-CORE 485lm
60W形白熱電球とまったく遜色ない明るさを感じる。影の落ち方も穏やかで、明るく暖かみがある
E-CORE 380lm
まったく不満がない。十分な明るさを感じる

浴室

 380lmは、浴室のような密閉器具でも使用可能。点灯すると、浴室全体を照らすに十分な明るさが得られた。60W形白熱電球の明るさには及ばないが、肉眼では十分に“心地良い”と感じられる明るさになった。

 密閉器具に取り付けられ、40W形白熱電球や電球形蛍光灯にも負けない明るさ、付け加えて「手頃な価格のLED電球」という点は、とても魅力的である。

【白熱電球:60W形】
浴室全体が十分に明るい
【白熱電球:40W形】
浴室全体に光は行き渡るものの、少し物足りない明るさだ
【電球形蛍光灯】
満足のいく明るさは得られるが、明るさが安定するまでに時間がかかるのは難点
E-CORE 380lm
40W形白熱電球や電球形蛍光灯よりも明るく感じられた。実用には十分である

トイレ

 トイレのような狭い空間なら、どちらを使用してもまったく申し分ない。強い影も出ず、どちらも清潔感が感じられる明るさが得られる。現在取り付けている電球の明るさにあわせて選べば良い。明るく快適なトイレが演出できるだろう。

【白熱電球:60W形】
明るく気持ちよく過ごせる
【白熱電球:40W形】
少し暗いが、狭い空間なのでまだまだ十分に明るく感じる
E-CORE 485lm
60W形白熱電球と遜色ない明るさ。清潔感もあり落ち着いた雰囲気だ
E-CORE 380lm
トイレのような狭い空間なら、まだまだ明るく感じられる

 なお、トイレは点滅頻度が高いため、点滅回数が寿命に影響する電球形蛍光灯の写真は割愛する。

リビングルーム

 透過タイプの器具との相性はどちらも良い。電球の横方向、天井方向の光はあまり望めないが、リビングルームとしては十分な明るさが得られる。特に485lmの場合、テーブル面は60W形白熱電球と変わらないほど明るいので、380lmよりもお勧めしたい。光色も暖かみがあって落ち着いた印象だ。

【白熱電球:60W形×2 透過タイプのシェード】
光が部屋全体に行き渡り、十分な明るさがある
【電球形蛍光灯×2 透過タイプのシェード】
白熱電球のように上部、側面へも光が広がる。しかし、テーブルはLED電球よりも暗い印象で、色被り(余計な色が加わること)によりくすんで見える
E-CORE 485lm×2 透過タイプのシェード】
暖かみのある光色がリビングルームに向いている。壁面や天井面にもある程度光が届き、全体的に明るく感じられた。テーブル面は白熱電球と遜色ない明るさ
E-CORE 380lm×2 透過タイプのシェード】
明るさは485lmよりも落ちるが、実用的な明るさを感じる。テーブル面は電球形蛍光灯よりも明るかった

 非透過タイプの器具との相性も良かった。光が直接届く場所はどちらも十分に明るく、影とのコントラストも良好。485lmはこちらでも60W形白熱電球よりテーブル面が明るくなるので、細かな字を読むのに便利になるだろう。

 380lmを使用した場合でも、60W白熱電球とほぼ同じくらいの印象。485lmと比べれば明るさは落ちるが、実用的な明るさは得られる。

【白熱電球:60W形×2 非透過タイプのシェード】
十分な明るさが得られ、コントラストのある空間になっている
【電球形蛍光灯×2 非透過タイプのシェード】
白熱電球のように上部へも光が広がるが、透過タイプと同様、色がいまひとつ
E-CORE 485lm×2 非透過タイプのシェード】
テーブル面が60W形白熱電球よりも明るく感じられた。全体的な光のコントラストのバランスも良好だ
E-CORE 380lm×2 非透過タイプのシェード】
テーブル面が60W形白熱電球とほとんど変わらないぐらい明るい。部屋全体の明るさ感は落ちるが、くつろぎ感はアップする


リビングルーム(インテリア照明)

 380lmは密閉器具対応なので、密閉型のインテリア照明に取り付けた。LED電球の中でもかなり明るいので、直視するには眩しすぎる。器具に光のムラも現われるので、インテリア照明としてはお勧めしにくい。逆に、部屋全体に行き渡るだけの光量を活かして、全体照明として活用するのが良いだろう。

【白熱電球:20W形】
明るさを抑えた白熱電球を使用した写真。このぐらいなら、目の触れる高さにおいて直視してもあまり眩しさを感じない
【白熱電球:40W形】
正直、明るすぎる。直視すると不快な眩しさを感じてしまう
E-CORE 380lm
これもまた眩しすぎる。写真ではわかりにくいが、器具に光のムラもできてしまった。部分照明よりも、目に触れにくい場所で全体照明として使うなら良いだろう

食事の風景

 どちらも食事のシーンでも活用できるだろう。食べ物はおいしそうに見え、食器の材質による白さの違い、モスグリーンのランチョンマットの微妙な色合いも識別できる。演色性を表す平均演色評価数は、どちらも「Ra75」。従来モデル(Ra80)よりも数値的には下がったのだが、色被りはあまり気にならず十分に活用できる。

 両者を比べてみると、演色性は380lmの方が高いように感じられた。380lmの方が、ハムの色合いがより新鮮に見え、お皿の白色のくすんだ感じも少なく見えたのだ。全光束は低くなるが、食卓を華やかに照らすだけの明るさは十分にあるので、色味が重要な食卓の場合、演色性の印象が良い380lmを選びたい。

【白熱電球:60W形】
食事は全体的においしそうに見える。ただし赤みが強い光色のため、モスグリーンのランチョンマットが茶色に見える
【電球形蛍光灯】
色味のバランスが崩れ、食卓全体がくすんだ印象になってしまうハムの色味が特に気になる
E-CORE 485lm
写真では、オレンジ色っぽい色が強調され、若干くすんだように見えるかもしれない。しかし肉眼では、食べ物はおいしそうに見えており、微妙な色も識別できた。食卓にも問題なく使えるだろう
E-CORE 380lm
485lmよりも演色性が良い印象だ。色被りによるくすみ感が軽減され、全体的な色味の印象が良くなっている。食卓ならばこちらが良いだろう


60W形白熱電球との交換で、消費電力は1/9以上カット。約7カ月足らずで元がとれる

 485lmの消費電力は、実測値で6W。消費電力56Wの60W形白熱電球と交換すれば、明るさの印象をほとんど変えずに1/9以上も節電できることになる。しかも、初期費用にかかる電球代の元を取る期間も早く、試算では9カ月と、1年以内で元が取れてしまう。 40W形白熱電球からでも1年1カ月と、こちらもほぼ一年という計算になった。これは初期購入費の安さと消費電力の低さが大きいだろう。

 380lmの消費電力は5W。60W形白熱電球と交換すれば、消費電力は1/11以上、40W形白熱電球との交換で1/7以上もカットできる。元が取れるまでの期間は、白熱電球の60W形なら8カ月、40W形なら1年と、こちらも早い段階で元が取れる試算結果となった。密閉器具にも対応しており、取り付ける場所によっては60W形白熱電球からの取り替えも現実的な明るさがある。より節電・節約を目指すなら、380lmを選ぶのが良いだろう。

【白熱電球:60W形】
消費電力は56W。消費電力1Wあたりの発光効率は、14.46lm/Wになる
【白熱電球:40W形】
消費電力37W。発光効率は、13.1lm/W
【電球形蛍光灯】
消費電力10W。発光効率は75lm/W
【E-CORE 485lm】
消費電力は6W。発光効率は80.83lm/W
【E-CORE 380lm】
消費電力は5W。発光効率は76lm/W

 電球形蛍光灯と比較した場合、485lmでは3年4カ月(40カ月)、380lmでは、2年5カ月(29カ月)と、いずれも電球形蛍光灯が寿命になる前に元が取れる計算となった。2製品とも消費電力が低いので、すぐに電気代を半分程度に抑えられるだろう。光色が良く、点滅回数による寿命の影響もなく、40,000時間という長寿命という長所も、電球型蛍光灯と比較したメリットとして挙げられる。

【東芝 E-CORE 485/380lm】
従来の光源と比較した“いつになったら元が取れるか”試算
製品名 消費
電力
(実測)
1カ月 3カ月 半年
(6カ月)
8カ月 9カ月 1年 1年
1カ月
2年 2年
5カ月
3年
4カ月
4年
E-CORE 485lm 6W 2,312円 2,377円 2,474円 2,538円 2,570円 2,667円 2,700円 3,054円 3,215円 3,570円 3,828円
E-CORE 380lm 5W 2,207円 2,260円 2,341円 2,394円 2,421円 2,501円 2,528円 2,822円 2,956円 3,251円 3,465円
白熱電球60W形 54W 370円 966円 1,932円 2,528円 2,897円 3,792円 4,161円 7,583円 9,216円 13,008円 15,166円
白熱電球40W形 37W 269円 665円 1,329円 1,725円 1,994円 2,587円 2,856円 5,174円 6,306円 8,623円 10,348円
電球型蛍光灯 10W 1,445円 1,554円 1,719円 1,828円 1,883円 1,992円 2,102円 2,704円 2,978円 3,580円 4,018円
※表中の金額は、電球代と電気代をプラスした「維持費」  ※1日の使用時間は8時間と仮定
※白熱電球には、4カ月ごと、電球形蛍光灯は2年9カ月ごと電球代を加算する (切れた電球代の購入費として)
※電気代は1kWh=22円で計算

 



迷ったらコレ。485lmはどこでもOK、380lmは密閉器具や食卓にも

 今回紹介した2製品は、いずれも白熱電球との置き換えに便利なLED電球だ。初期購入費は安く、しかも明るい。さらに軽いので、交換の際にも苦労することはないだろう。どれを選んだら良いか迷った時には、これを選んでおけば大きな間違いにはならないだろう。

 それぞれの使い分けとしては、まず485lmは、60W形白熱電球とほぼ遜色ない明るさ感が得られて、光色も暖かみがあるため、ほとんどのシーンで問題なく活用できるだろう。それでいて、実売2千円台前半という価格も大いに魅力的で、初期購入費も1年以内に元が取れてしまうというメリットがある。

 380lmは密閉器具に対応しているため、浴室の取り付けにお勧め。また若干ではあるが、演色性が485lmよりも高いので、食卓にも向いている。40W形白熱電球や電球形蛍光灯からの取り替えなら、明るさは上回っているので、“オトク感”もあるだろう。

 ちなみに細かい話ではあるが、電球に耳を近づけるとわずかながら「ジー」という雑音が聞こえた。ただし、30cmも離れればまったく気にならないし、AMラジオのそばで点灯した場合にも、雑音が入るようなことは無かったので、特に問題はないだろう。

 高い節電効果を実現しながら、白熱電球と殆ど変わらない明るさが得られ、しかも汎用性も高い。価格も魅力的なので、本格的な取り替えにお勧めしやすいLED電球である。


東芝「E-CORE(イー・コア) 485/380lmはこんなLED電球

―共通する特徴―
・明るく軽く、価格も購入しやすい。迷ったらコレ
・LED電球の中でも消費電力は低め

―― 485lm LDA7L ――
・60W形白熱電球とほとんど変わらない明るさ
・60W形白熱電球と交換した場合、8カ月で元が取れる(1日8時間使用)

―― 380lm LDA6L/2 の特徴 ――
・密閉器具にも対応。40W形白熱電球よりも明るいので浴室にお勧め
・食卓など色味が重要なシーンにも
・40W形白熱電球と交換した場合、ちょうど1年で元が取れる(1日8時間使用)






2011年4月28日 00:00