白老・胆振東部・日高のニュース

【登別】センターはニイサ NKB(のぼりべつクマ牧場)総選挙

(2012年 8/15)

総選挙の上位7頭を「神セブン」と名付けPRするポスター

 のぼりべつクマ牧場(登別市登別温泉町)は、人気アイドルグループ・AKB48をまねて雌グマを対象に行った「NKB(のぼりべつクマ牧場)総選挙」の結果を今月発表し、ニイサ(20歳)が初代〝センター〟の座を射止めた。今後は上位のクマたちと一緒にアイドルとして売り出す考えで、お土産用のブロマイドも完成。同牧場では「AKBのようにたくさんのファンを獲得したい」と意気込んでいる。

 総選挙は、雌22頭が暮らす第2牧場で観客から餌を一番もらいやすい場所(センター)に誰が立っているかを1日2回、飼育員が決まった時間に調査。今年の2月15日~7月31日までの集計により順位を付けた。

 結果はニイサが149回で1位。2位はニイサと双子のきょうだいのニイヨ(20歳)、3位はキャンコ(同)。選挙で上位のメンバーが優先してテレビ出演できるAKBのアイデアを参考に、上位7頭のブロマイドも製作し、1枚100円で販売。さらに、この7頭を「神セブン」と名付けてPRする特大ポスターを掲示したところ、若い世代やアジア圏の観光客の記念撮影スポットとなり、早くも関心を集めている。

 今後はファンクラブの設立も検討中。「さすがに握手会はできないですが、来年はファンクラブ会員の投票で総選挙をやっても面白いですね」と、企画者の佐藤義雄事業課長は話している。