大東亜戦争は侵略戦争だったのか?
東京裁判は公正な裁判だったのか?
アジア・西欧諸国の指導者・識者たちが語った名言・至言の数々と、
知られざる貴重な資料で綴る、大東亜戦争と東京裁判の真実の姿。
私たちの先祖は、何を守り、何と戦い、そして何を勝ち取ったのか──。
今こそ日本人が知るべき「我が国」の本当の歴史が、ここにある。
「はじめに」より――
三年前に国民の期待を一身に背負って登場した民主党は、東日本大震災の復興計画などの
問題解決に遅れたうえ、公約違反や相次ぐ議員の不祥事によって国民の期待を裏切ろうと
しているだけでなく、外交の面においても、尖閣列島の支配を狙う中国や、竹島を
実効支配する韓国に対して、毅然とした態度をとることができないでいる。
一方、戦後の日本人も、67年もの間、真実を封印した歴史教育のせいで、誤った歴史認識を持った
国民が増え、反対に正しい歴史認識を持った戦中派の国民が減少するという、大きな転換点に
差しかかっている。それと同時に、「戦争犯罪情報計画」の影響によって日本人のモラルが急速に崩壊
してきており、これは、まさしく亡国の前兆と言ってもいいだろう。
別言すれば、かつてドイツ近代歴史学の祖ランケが「国民が誇りを失えば、その国は滅びる」と述べたように、
日本は、かつて富の獲得だけに血道をあげ、ついに古代ローマ帝国に滅ぼされたカルタゴのように、
まさしく滅びの方向に向かっていると言っても過言ではないのである。そして、この滅亡への道から
再生への道に転換するには、日本人が戦前に持っていた自信と誇りを取り戻すしか他に、方法はないのである。
そこで、著者が本書の執筆に当たって最も念頭に置いたのは、戦前の日本人が国難に殉じていかに戦ったか
ということを国民に伝えることである。それを「歴史が記憶している限り、日本と日本民族は滅びることはない」
と信ずるからである。
田母神前空将が示した「過去の歴史認識」を再検証するため、これまで著者が大東亜戦争と東京裁判を
研究する上で、導きの星として仰いできた、アジア・アフリカ・南米・西欧諸国の指導者と識者たちの名言を
本書に掲載した。これらを読んだ読者は、きっと大きな感銘を受けると思う。
ここから、大東亜戦争は「村山談話」や歴史教科書にあるような「侵略戦争」ではないし、東京裁判がいかに
裁判に値しない、偽善的な茶番劇であったかが分かるであろう。
本書に掲載した名言は、まるで宝石のように今もなお、その輝きを放って我々に生きる勇気と希望を与えて
くれるのである。
日本人は、これらを通して、かつて日本が大東亜戦争中に蒔いたアジア解放と大東亜共栄圏の種が実って、
戦後、アジア・アフリカ・南米諸国が独立し、発展できたこと、そして、日本がそれらに大きく貢献した国で
あることに対して、もっと大きな自信と誇りを持つべきなのである。