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事件
【なりすましウイルス】「真犯人」1度だけミス? 匿名化せず書き込みか 警視庁注目
2012.11.10 08:50
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遠隔操作ウイルス事件で、「真犯人」とみられる人物がウイルスを配布する際、1度だけ匿名化ソフトを使わずにインターネットの掲示板へ書き込んでいたことが9日、捜査関係者への取材で分かった。警視庁捜査1課は通信履歴から真犯人の送信元をたどれる可能性があるとみている。
捜査関係者によると、書き込みがあったのは掲示板「2ちゃんねる」。8月28日、文字編集ソフトを求める書き込みに対し、「C#で作ってみた」「直したのでこっちで」との返答とともに、一連の事件で使われたウイルス「iesys.exe(アイシス・エグゼ)」を仕込んだソフトのアドレスが書き込まれた。
だが「2ちゃんねる」では、匿名化ソフト「Tor(トーア)」を使った書き込みが認められていないため、専用の「代行掲示板」で第三者に書き込みを依頼することが必要。そのため、真犯人は匿名化ソフトと代行掲示板を使ってウイルスを配布してきた。
だが、「C#で作ってみた」との書き込みだけは「代行掲示板」を経由しておらず、匿名化ソフトが使われていなかった。その4時間後の「直したのでこっちで」との書き込みは代行掲示板を使用。匿名化ソフトも利用していた。
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