西岡、阪神と初交渉　２年６億円提示も「迷ってます」

　米大リーグのツインズを自由契約になった西岡剛内野手（２８）は９日、大阪市内のホテルで阪神と初の入団交渉。阪神側は２年総額６億円とみられる条件を提示し、背番号「７」を用意していることも伝えたが、西岡は交渉後、「自信と不安が同居していますね」と微妙な言い回しに終始した。

　阪神は５日のロッテ、７日のオリックスに続く３球団目の交渉相手とみられていた。しかし西岡は、それ以外のチームともテーブルについていたことを明らかに。「日本の球団？　そうです。会ったし、電話でも話したりしていますし。公表するしないは、球団サイドに任せていますし、そこはチーム事情もあると思うので…」と話し、さらに「マスコミの方が先に先に書かれていることで、僕自身も戸惑っている部分もあるんですけど。書かれていることが、エッと思わせることもあるかも分からないですね」とも。

　この日の阪神は、中村ＧＭが「甲子園球場という素晴らしいステージが君を待ち焦がれていますよ」「打倒巨人に向けて大きなピースになってほしい」と熱っぽく語りかけた。提示条件はロッテ、オリックスを上回る内容。だが、交渉後の西岡は「今も迷っています。１１月いっぱい期限をくださいと言っていますし」と意味深発言。獲得レースの行方が分からなくなってきた。　（中谷秀樹）

（金額は推定）