新日本プロレス11日の大阪・ボディメーカーコロシアム大会に出場するIQレスラー・桜庭和志(43)が、真壁刀義(40)に総合格闘技参戦を逆提案した。桜庭は“再修行先”に指定された「DREAM」大みそか決戦(さいたまスーパーアリーナ)に、真壁の出場枠を作る青写真を披露。その一方で抗争への参入を示唆した中邑真輔(32)との初対決も見据えた。
新日プロでは今年3戦目となる大阪決戦で、桜庭は柴田勝頼と組み真壁、井上亘組と対戦する。10・8両国大会との同一カードに「僕も過去に同じ相手と何回もしてますけど、違う形になってますから。100回でも200回でもいいですよ。心の底からギブアップを取れたらいい」と闘志をみなぎらせた。
雪辱に燃える真壁からは大みそかの開催が決定した古巣「DREAM」への再修行プランをぶち上げられた。だがこれに対し桜庭は「やったことない人間が口出ししちゃダメですよ。40歳になったんなら、自分の言ったことには責任を持ってもらわないと」と反論。返す刀で真壁に大みそか出陣を逆提案した。
桜庭は新日プロを主戦場に移したばかりとあり、現段階で大みそかの参戦について否定的だ。それでも「(真壁が)向こうに上がるなら、僕がマネジャーの役割は果たしますよ」と、格闘技界のネットワークを生かして仲介役を果たすことを主張。仮に大阪決戦で連勝を収めてもなお、再々戦が組まれる場合まで想定する桜庭は「お互いのものを知った上で、できればいい。お互い高め合うことができると思う」と、真壁の総合参戦はプラスに働くとの見解を示した。
さらに桜庭は、抗争への参入に興味を見せた中邑に対しても「全然いつでもいいですよ。クネクネのところだけ(映像で)見ました。クネクネには興味ないけど(新日プロが)試合を組んでくれるならやりますよ」とキッパリ。異色の初対決も視野に入れているというから驚きだ。波紋を広げ続ける桜庭、柴田の新日プロ侵食。大阪決戦でさらなる加速を見せるのか。
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