'12/11/9
中心部での買い物3年ぶり減
買い物で最も利用する広島都市圏のエリアとして、広島市中心部の「八丁堀周辺」「紙屋町周辺」を選ぶ人の割合が、わずかながら3年ぶりにそろって低下したことが8日、中国新聞社の広島市広域商圏調査で分かった。大型ショッピングセンター(SC)がある郊外はおおむね上昇した。
八丁堀、紙屋町とも下落率は1ポイント未満にとどまった。八丁堀では3月に百貨店の天満屋八丁堀店が閉店したが、大型家電量販店の出店などにより大幅な集客力ダウンにはならなかった。
地区別で1位だった「八丁堀周辺」は前年から0・1ポイント減の17・8%。2位の「紙屋町周辺」は15・7%で0・5ポイント下落した。2地区を選んだ人の割合(支持率)は計33・5%で、これまでで最も低い。
郊外は、広島県府中町周辺▽西部商業地区周辺▽宇品・皆美周辺▽八木・緑井周辺―の4地区が5年ぶりにそろって増加。「祗園周辺」を合わせた5地区の支持率は計54・3%で過去最高となった。