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'12/11/9

三江線の沿線バス、利用低迷


 JR三江線の広島、島根両県沿線6市町とJR西日本米子支社などでつくる同線活性化協議会が、10月1日から沿線で始めたバスを使った増便実験で、増便バスの利用客が1便平均3人と低迷していることが8日、分かった。増便で利用者増加を狙った協議会の期待を裏切る数字に、JRは追加対策の検討を始めた。

 バス運転手が全便で乗客数を数え、1日から24日までの速報値をまとめた。鉄道便と同じ1日17本運行する増便バスの利用客は1日平均56人。1便当たり1〜7人だった。

 JR西日本によると、2011年度の同線の乗客は1日平均236人。協議会は、実験で増便バスでも鉄道並みの利用者数を見込んでいたが、大幅に下回った。

 協議会は沿線住民の需要掘り起こしを図るため、12月末までの3カ月間、増便実験を実施。列車の増便が困難なため、三江線の並走区間で駅付近だけに止まる増便バスを運行している。




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